イー・ガーディアンは、2023年X（旧Twitter）上で頻繁に使用されたフレーズを調査し「SNS流行語大賞 2023」を発表した。なお調査期間は、2023年1月1日～10月31日までとなる。

2023年は「かわちい」が大賞に！累計360万回以上投稿

　全体のランキングでは、Z世代で流行した「かわちい」がトップに。Sleepy boy氏がTikTokに投稿した動画が話題となり、コーディネート紹介動画でクリエイターが「この○○○が、かわちい」というフレーズを使うようになったことで流行した。

　同ワードは累計360万回以上投稿され、2位以降に大差をつけた。1日あたりの話題量は約9万件と、2022年の3倍近くになった。

　全体2位の「スイカゲーム」は、ゲーム実況者の配信がきっかけで人気に火が付いたNintendo Switchのゲームだ。日本では2023年の9月頃からブームになり、180万件以上の話題量を記録した。

　3位の「○○した瞬間、終わったわ」は、Yukopi氏の楽曲「強風オールバック」のフレーズ。企業のPRにも使用されるなど話題になり、“○○した瞬間”を切り取って画像と共に共有するユーザーが多かった。

「ゼルダの伝説」「みそきん」などが部門別トップに

　また同社は、カテゴリー別の話題量ランキングも発表。まずゲーム部門では、「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」が1位に。600万件以上の話題量を獲得し、2位と100万件以上の差をつけた。ゲーム内に登場するセリフ「もう疲れちゃって 全然動けなくてェ…（コログ構文）」がノミネートワード30に選出されるなど、影響力の強さが伺えた。

　次に漫画・アニメ部門では「呪術廻戦」「鬼滅の刃」などメジャータイトルが並ぶ中、「機動戦士ガンダム 水星の魔女 Season2」がトップに。同タイトルは、Season1が放送された2022年も漫画・アニメ部門でランクインしていた。

　続いてドラマ・映画部門では、映画「シン・仮面ライダー」が最も話題となった。映画の詳細を伏せたまま公開され、歴代の仮面ライダー映画史上最高記録かつ初の興行収入20億円突破の快挙を成し遂げた。

　食べ物・モノ部門では、「みそきん」が大差で1位となった。YouTuberのHIKAKIN氏が監修したカップラーメンで、2023年5月に発売されると売り切れが続出。その後8月に再販され、また即完売するなど人気ぶりを見せた。

　2位の「コオロギ」は、「コオロギせんべい」「コオロギチョコ」などの「コオロギパウダー」を使用した商品が話題となりランクインした。

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