電通は、メディアビジネス・コンテンツビジネスの進化と創造・開発に取り組む専門組織「メディア・コンテンツ・トランスフォーメーション室(MCx室)」を設置した。
同組織は、電通の各メディア部門(テレビ・ラジオ・新聞・出版・OOHなど)やコンテンツ部門、スポーツ部門、デジタル部門、ソリューション部門およびクリエイティブ部門の人材から構成される。外郭のバーチャル組織も含めた約80名が参画する。
具体的な提供サービスとして、広告主企業向けには広告の高度化を実現。メディアを横断した統合コミュニケーションを行う商品や計測指標・ダッシュボードの開発、購買行動のきっかけ(トリガー)となる最適なタイミングや因子を捉えた「トリガー広告」の推進を行う。
メディア企業向けには、テクノロジーやデータを活用した新規事業開発の協業、各種メディア横断での新しいソリューション開発などを手掛ける。
またコンテンツホルダー向けには、コンテンツを活用したマーケティングソリューションの高度化や顧客体験接点としての価値の創出、独自のエンターテインメント事業の創出やデータ基盤整備によるROIの可視化といったビジネス変革を支援する。
さらにコンテンツホルダー・広告主向けに、メタバースやゲームなどを含む3Dメディアの空間作りおよびコミュニケーション活動の場としての活用など、新しい顧客体験の場の提供をサポートしていく。
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