リンクアンドパートナーズは「世代別のSNS利用状況に関する調査」を実施した。
普段チェックする情報源、8割が「SNS」と回答
まず、普段チェックする情報源について調査したところ、1位は80.0%で「SNS(YouTubeなど動画共有サイト含む)」に。2位以降は「オンラインニュースサイト」「テレビ番組/テレビCM」が続いた。
世代別で見ると、特にZ世代ではSNSが82.7%と高い結果だった。一方で、オンラインニュースサイトは32.6%と他の世代より低くなった。
年収レンジで見る、SNS媒体の使用傾向
次に、年収レンジと普段使用しているSNS媒体の傾向を明らかにした。全年収レンジを通じて最も使用されているSNSはLINEとなり、平均利用率は87.5%となった。次いでYouTubeが77.0%で2位にランクインした。
Instagramは「200万円~500万円未満」の年収レンジでの使用率が高いことがわかった。TikTokは高年収層で利用率が低くなる傾向が見られた。Facebookは「900万円以上」の年収レンジで最多の33.3%となった。
SNSでよくフォローするジャンル、「グルメ・料理」がトップ
続いて、SNSで興味を持ちよくフォローするジャンルを質問。すると、全体では「グルメ・料理」が40.8%でトップとなり、「旅行・観光」「エンターテインメント(映画、音楽、テレビ番組)」「ファッション」と続いた。
X世代では、ファッション(25.3%)とビューティー・コスメ(14.1%)に対する関心が他の世代に比べて低めの結果に。一方、Y世代ではビューティー・コスメ(29.3%)とエンターテインメント(35.5%)をはじめ、幅広いカテゴリーで関心が高くなった。Z世代はファッション(35.6%)とビューティー・コスメ(30.9%)への関心が高い結果だった。
Z世代はインフルエンサー投稿の影響を受けやすい傾向に
最後に、SNSのインフルエンサーの投稿にどのくらい影響を受けるか尋ねたところ、全体では「少し影響を受ける」が最も多く、39.6%となった。2位以降は「あまり影響を受けない(28.8%)」「まったく影響を受けない(20.1%)」「とても影響を受ける(11.5%)」の順だった。
X世代は「少し影響を受ける(33.7%)」「とても影響を受ける(6.1%)」の割合が他の世代より低くなった。またZ世代は、「少し影響を受ける(46.2%)」「とても影響を受ける(14.6%)」と答えた人が他の世代より多かった。
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