ロイヤリティ マーケティングは4月24日、「世代別のお金の使い方に関する調査」の結果を発表した。
Z世代の19.6%が「3万円~5万円未満」毎月自由に使えると回答
まず、毎月自由に使える金額を調査した。全体では「2万円~3万円未満」が18.4%でトップとなり、X世代以上にて全体よりも割合が高くなった。
また、世代別に割合が最も高い金額を比較すると、Z世代は、「3万円~5万円未満」が19.6%で最も高くなった。Y世代は「1万円~2万円未満」「2万円~3万円未満」がそれぞれ16.9%ずつ、X世代は「2万円~3万円未満」が19.8%となった。
すべての世代で「旅行/観光」「外食/食事」での消費意欲が高い傾向に
次に、毎月自由に使えるお金を何に使いたいかについて調べた。その結果、「旅行/観光」「外食/食事」が、すべての世代で1位、2位となった。
「貯金」「投資」などの資産形成に関する使い道を見ると、Z世代の約4割が「貯金」、約2割が「投資」と回答しており、若い世代ほど割合が高くなっていることがわかる。
なお、子育て状況別で見ると、子育て層では「ファッション/美容」、子育て層以外(子育ては落ち着いた、子どもはいない)では「外食/食事」「旅行/観光」が上位となった。
Z・Y・X世代それぞれで約3割が「NISA」の保有願望があると回答
続いて、今後保有したい金融資産について尋ねた。その結果、Z・Y・X世代で「NISA」が約3割ずつとなり、「普通預貯金」の次に高い項目となった。
Z・Y・X世代それぞれで約3割が「NISA」の保有願望があると回答
また、現在保有している金融資産についても「NISA」がすべての世代で2割超となり、Z世代・Y世代では、「普通預貯金」に次いで高くなった。
Z・Y・X世代の7割弱が毎月の貯金額は「3万円未満」
次に、毎月の貯金額を調べたところ、Z・Y・X世代で7割弱が「3万円未満」と回答した。なお、59~69歳では「貯金していない」が34.0%と特に高くなった。
利用頻度が高い支払い方法の1位は「クレジットカード」
最後に、普段の買い物で利用頻度の高い支払い方法を調べた。その結果、全体の1位が「クレジットカード」で58.4%、2位が「現金」で44.6%、3位が「コード決済」で36.4%となった。
なお、59~69歳では、「電子マネー」の利用率が約4割となり、他の世代と比較して高い結果だった。
【調査概要】
方法:インターネット調査
期間:2024年3月5日~3月9日
パネル:「Pontaリサーチ」会員(Ponta会員で「Pontaリサーチ」の会員登録をしている人)
調査対象:国内在住20~60代の男女(Z世代を20歳~27歳、Y世代を28歳~43歳、X世代を44歳~58歳として調査)
有効回答数:1,016人(Z世代:245人、Y世代:254人、X世代:258人、59~69歳:259人)※調査結果は小数点第2位を四捨五入
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