コンバージョンAPIの整備を手軽にする方法とは?
――データ通信のインフラを整備すると聞くと、開発に対するコストや知識が必要になりそうで、手が付けにくい印象があります。
コンバージョンAPIの整備は先ほどお伝えしたように、サーバー同士の通信となります。ブラウザ上の管理画面を操作してどうにかなるものではなく、サーバー側の整備になるので、エンジニアへ開発要件をまとめ伝えるプロジェクトマネジメントが必要など、実装のハードルが高い課題があります。
弊社はこの課題に対しコンバージョンAPI を簡単に導入できるプロダクト「C-POP」を提供しています。C-POPでは、サーバーの開発が必要なく、弊社の発行するタグをお客様のサイトに埋め込んでいただければコンバージョンAPIの実装が可能になります。
広告配信プラットフォームに関してもMeta広告やYahoo!広告、TikTok for Businessなど全6媒体に対応しており、初期費用20,000円に月額費用5,000円からという低コストで導入することができます。
またファーストパーティデータの活用についてもサポートをしています。こちらもサーバー側の開発不要で、Google Tag Managerを経由してC-POPにファーストパーティデータの連携をする実装支援を行っています。
これにより弊社では、コンバージョンAPIが提供されていないGoogleも含めた主要媒体でのポストCookie対策をフルパッケージで対応することが可能です。
――サーバーサイドの開発をせずにコンバージョンAPIが実装できるのはなぜでしょうか。
弊社側であらかじめコンバージョンAPIに対応したサーバーを用意しており、そのサーバーにタグを通じて情報を接続することで、本来必要なサーバー側の整備が必要なくなります。現在C-POPは大手広告会社ADKマーケティング・ソリューションズのCookieに依存しないソリューション「ADK-TSUNAGI」にも採用されています。
デジタルマーケティングを民主化する
――最後に今後の展望について聞かせてください。
今後はポストCookieに関する正しい知識・ノウハウをオウンドメディアやセミナーなどで発信していきたいと考えています。
今回の特集にある「ポストCookie時代の本格的到来」はもう目の前ですが、ポストCookieについての正しい理解、対策の浸透は追い付いていないと感じています。必要な対策や活用できそうな技術が広まっている一方で、それを実行できる人材や実行するための知識・スキルが特に足りていません。その一助となるような情報発信をグラフトンノートが行っていきたいです。
また、今回のポストCookieの動きを皮切りに、マーケティングとテクノロジーの関係性はより密接になっていくと考えています。
デジタル広告が登場した当初は、管理画面上で入札やクリエイティブの調整など、テクノロジーの知見がなくともある程度対応できましたが、今は違います。コンバージョンAPIのように、開発を含んだテクノロジーに知見を持つことが求められます。
グラフトンノートでは、こうした動きに対応できる、エンジニアリングとマーケティングの知識を持ったマーケターとエンジニアが在籍しているので、マーケティングと開発の両面の支援を行っていきます。
そして、C-POPがコンバージョンAPIという難解なものを簡素化したように、これからのマーケターに求められる難解な知識・技術を簡素化するような、デジタルマーケティングの民主化を引き続き行っていきたいです。
ポストCookie対応、まるっとおまかせください
グラフトンノートのポストCookie対応パッケージなら、サーバー開発不要でファーストパーティデータの連携とコンバージョンAPIが導入できます。
専門のエンジニアと自社ツールを用いたソリューションで、これからの広告運用に必須のポストCookie対応を完全サポート。
詳しくはC-POP公式サイトからお問い合わせください。