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ポストCookie時代の本格到来を乗り越える

ポストCookieに向けて必要な計測とターゲティングの対応とは【IM簗島氏とオプト岩本氏が解説】

「今までできていた」にしがみつかない。リセットしよう

――ソリューションの導入以外でポストCookieに向けて気を付けておくべき点はありますか。

簗島:お客様との会話でよくあるのは「ポストCookie対応をしても効果が見合わない」という声です。しかし、今までできていたことができなくなっているので、それは効果が合わなくなるのが当然ですよね。ポストCookieで重要なのは、過去の数字にしがみつかず、一旦リセットしてKPI設計することと、他の代替手段を検討することです。

岩本:デジタルマーケティングの市場が大きく変化しているので、今までの正解が現在の正解ではなくなりつつあります。これまでの当たり前を一旦忘れて、現場やパートナー企業と一緒にディスカッションする目線を持つことが重要です。そうすることで、デジタルの力を最大限活かした、本質的なのマーケティングが実行できると考えています。

いち早い対応と購買以外のつながりが重要

――今後ポストCookie対応はどう変化していくと思いますか。

簗島:ファーストパーティデータの活用と広告以外の対応を進める企業様は少しずつ増えてきています。もし、まだ対応できていない場合はいち早く取り組んだほうがいいですし、今回紹介した対応についても検討しつつ、視野を広げるべきです。

岩本:商品を買ってもらう手前のプロモーションが重要になってくると思います。お店に来てもらう、LINEで友だちになる、アプリをインストールするなど、購買の手前でお客様とつながることを重要視することでより多くの方に広くサービスを伝えることができます。その後、LINEやメールなど広告以外の方法で購買につなげていくことが大事とされるだろうと考えています。

――最後に、両社が今後どのような支援を行いたいか教えてください。

簗島:私たちも変化に対応して、様々なチャレンジをしないといけないと思っています。お客様が求める答えを導き出す支援をしながら、視野を広げていきたいです。

岩本:広告主様は、これまで以上に勉強しなければならないことが増えています。一方で広告代理店は、メディアやお客様に関する情報の渦のど真ん中におります。今後はお客様のセカンドオピニオンとして、知識量を糧にお客様に合った最適なソリューションを提案していきたいです。

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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2024/07/18 07:30 https://markezine.jp/article/detail/45517

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