GMOインターネットグループにおいて、CM動画に関するリサーチ事業を展開するGMOプレイアドは、特許取得済み(※1)の感情取得技術を取り入れたCM動画検証ツール「PlayAds byGMO」の新機能「インサイトファインダー」の提供を開始した。
「PlayAds byGMO」は、完成前にTVCMの動画クリエイティブを評価できるチェックバックツール。このツールを通じて、調査モニターにCM動画を見てもらいながら「スキ」「ナットク」などの反応ボタンを押してもらったりコメントを記入してもらうことで、クリエイティブへの反応に関するデータを収集し、評価することができる。また国内パネルへの発注であれば、最短翌営業日に評価結果を回収できる。
新機能「インサイトファインダー」は、独自の分析用プロンプトとAI解析用のデータセットを構築しており、OpenAIの提供するChatGPT APIを活用することで、「PlayAds byGMO」で抽出された調査データを自動的に分析し、結果をアウトプットするものだ。
これまでは、取得した各データを分析し要点をまとめる作業は「PlayAds byGMO」のユーザー自身で行う必要があり、検証動画1本につき1時間程度の時間と労力を必要とするという課題があった。
本機能により、これまで人が実施していた調査結果の分析や要点をまとめる作業が不要となり、誰でもデータを早く正確に分析・理解を進められるため、生活者の意見をもとにしたCM動画制作工程を効率化できる。
なお、「インサイトファインダー」は「PlayAds byGMO」を利用する際に、無料で利用できる。
「インサイトファインダー」の各種分析機能
以下の各調査結果のデータを要約し、必要な情報を端的に把握することが可能だ。
- 反応値が高いシーンを分析しコメントする
- デモグラフィック別・スクリーニング別の購買意向度を分析しコメントする
- デモグラフィック別・スクリーニング別・購買意向度別にアンケート回答データを分析しコメントする
- すべてのコメントの要約
(※1)特許番号:6745393号
【関連記事】
・AI活用の調査サービス「GMO Ask for 新規事業開発」がリリース 低価格で速やかな調査を実現
・GMOリサーチ、調査リリース作成サービスの提供を開始 AIを活用した設計から分析までサポート
・生成AIの利用経験者が3ヵ月で約2倍に ネガティブな印象の払拭が利用者増加のカギ/GMOリサーチ調査
・GMOメディア、2023年の女子中高生の流行を調査/「ちいかわ」を抑え「おぱんちゅうさぎ」がトップに
・GMOコマース、店舗スタッフと顧客との個別コミュニケーション支援サービスを提供開始