TikTokはクリエイティブファースト
――今回の取り組みで、学びや気づきなどあれば教えてください。
板場:今回の取り組みで、TikTok広告を活用すれば若年層にリーチさせることができるということを実感できました。周りの若年層の友人に話を聞いても、TikTokをはじめとしたショート動画を視聴していることが多く、10秒〜15秒の動画であっても内容を細かく覚えていると言います。それが広告であっても同様であることが、今回の取り組みでわかりました。
松田:過去の経験則をもとに、今回制作したクリエイティブでは、冒頭にANAのロゴを表示しましたが、やはり今回のTikTokの取り組みでも良い結果が得られました。
加えてロゴが浮かび上がる際の効果音には、テレビCM、空港でのチェックイン時や機内の安全ビデオなどでも共通して使用している効果音を用いています。ロゴと合わせて、親しみや安心感につながったのではと思います。
村田:冒頭の音声もフックになっていました。TikTokは音声ありでコンテンツを視聴するユーザーが多いため、ANA様の特徴的な効果音が印象に残ったのだと思います。
TTCXを活用したクリエイティブを活用するのは航空業界や旅行業界でも先駆けた取り組みでしたが、初速から成果が出て、最終的に良い結果となり大変嬉しく思っています。
また、TikTokではクリエイティブをクリエイターコンテンツに変えるだけで大きな効果改善が期待できるということの証明にもつながりました。
太田:従来もUGC感を意識したクリエイティブを制作していたものの、クリエイターさんに制作いただくことで圧倒的な効果が生まれたのは、大きな学びになりました。
新たな広告プロダクトも活用し、ANA Pocketの認知を拡大
――最後に今後の展望について教えてください。
太田:TikTok 広告ではTTCXをはじめ、様々なアップデートやプロモーションに役立つサービスをリリースしています。これからも新たな機能が開発されると思うので、ANA Pocketのプロモーションにつながるご提案をしていきたいです。
村田:現在、TikTok for Businessでは、新たなソリューションとしてTikTok Creative Challenge(以下、TTCC)の開発を進めており、現在テスト中です。
TTCXではANA X様に合ったクリエイター候補を制作会社とともにTikTok for Businessから提案させていただきましたが、TTCCではクリエイターが自ら各広告主様の動画に応募をする仕組みとなっています。
具体的には、広告主様に投稿依頼のご条件をまとめていただき、その内容に合ったクリエイティブをクリエイターさんから応募をいただきます。
クライアント様はその中で好ましいと思ったものを広告として配信することができますし、クリエイターさんと直接やりとりをしてクリエイティブの修正依頼をすることも可能です。
より高いパフォーマンスを生み出すポテンシャルを秘めているので、ANA X様をはじめ、様々な広告主様に利用いただきたいですね。
松田:おもしろいソリューションですね! TTCCにもぜひ挑戦してみたいです。ANA Pocketは「飛行機に乗るタイミングだけではなく、日常でもANAを感じて欲しい」という、ANAグループの想いが込められています。
これからもTikTokをはじめ、様々なプラットフォームでアプリをご利用いただける方を増やす活動を行い、気軽に日常でANAを感じていただける瞬間を生み出していきたいと思っています。