施策が決まっても実行できなければ意味がない!
「アクションマップ」は、組織全体の実行力を捉えて活用し、増強を図るにあたって注意すべき1~6のポイントを整理したものであり、実際に施策を推し進める際に使うものです。課題を解決し、成果へと繋げていくためには、組織に宿る「実行力の総和」がカギを握ると考えています。
アクションマップで示したポイントは、組織の「実行力」を形成する要点です。画期的な企画を考えることができても、組織に「実行力」がなければ思い描いたような成果を出すことも難しいでしょう。もちろん、オペレーションやマネジメントが整っていない組織では、中長期的かつ持続可能性の高い成長や成果創出は期待できません。
アクションマップの特徴や使い方について、詳細はこちらの動画をご覧ください。動画後半は、本シリーズで紹介してきた3つのマップに関する総論もあります。
優れた壁打ち相手として「3つのマップ」をぜひ活用してみて下さい
全3回にわたって「プロセスマップ」「キーポイントマップ」「アクションマップ」の解説を行ってきました。3つのマップを通して、改めて感じていただきたかったのは、マーケティング組織として成果を出そうと考えたときに、広い視野と高い視点を持って俯瞰で全体を捉え、指標と要点を掴んだ上でアクションを積み上げていくことの難しさです。
どれだけ優れたマーケターであっても、当事者であるほど視野が狭くなってしまうものですし、無意識に前提条件や制約条件にとらわれ、思考がぐるぐると回ってしまうことはあります。
これら3つのマップは、マーケターにとっての優れた壁打ち相手となってくれることを願って作成しています。目的とアクションが一致しているかどうかや、適切なアクションを
3つのマップをうまく活用することでセルフ壁打ちを行い、無意識に見落としてしまっていた選択肢や可能性に気が付いてもらえればと思います。