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広報活動・PRの効果を数字で語る!データ分析入門

データドリブンな広報活動をかなえる「広報戦略」の立て方とPDCAサイクルの回し方【第2回】

「誰に・何を・どうやって届けるか」戦略シートを作成

 「誰に・何を・どうやって届けるのか」を落とし込んでいくために、下記の図のような「戦略シート」を用いてメッセージを定めましょう。あわせて、プロモーションのタイミングや発信のための施策、PR素材の設計などを行います。

画像を説明するテキストなくても可
「誰に・何を・どうやって届けるか」を落とし込む戦略シート
クリックすると拡大します

戦略プランに合わせたPDCAサイクルの回し方とは

 PR戦略のプランに沿って実際にPDCAサイクルを回していくためには、まず効果測定ができる体制を整えておくことが重要です。

 広報・PRの効果測定では定量分析に加え、定性分析も必要となる場合が多いため、質的データも取得できるようにします。さらに、施策の目的や成功・失敗の基準、KPIを事前に定めておくことも大切です。こうしてゴールを見極め、計画を立てて実行します。

 PR手法については、一般的な成功パターンを安易に取り入れるのはおすすめしません。同PR界や近しい商材でも、効果が出る手法は企業によって異なるからです。また効果にはターゲットやタイミング、マーケティング活動との連動といった様々な要因が影響します。そのため、広報成果のデータを可視化し、売上や認知度調査の結果といったKGIデータとの連動を確認しながら複数回トライすることで、KGIと連動しやすいPRメッセージやアプローチ媒体のパターンを見出していく必要があります。

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【事例】売上への影響が2つのテレビ番組で異なった場合の原因分析

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この記事の著者

倉地 大輔(クラチ ダイスケ)

ビルコム株式会社 プロデュース局 シニアコンサルタント。国内外大手クライアントのコミュニケーション戦略設計、メッセージ開発などPR支援に従事し、セミナーにも多数登壇。広報効果測定ツール「PR Analyzer®」のデータ分析に長け、社内資格「PRアナリスト」有資格者。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2024/09/25 09:00 https://markezine.jp/article/detail/46584

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