大日本印刷（以下、DNP）は、小売業が新店舗をオープンする際の宣伝予算について、AIを活用して最適化するサービス「DNP販促最適化AI」を開発。2024年10月に提供を開始する。

　同サービスは、新店舗・リニューアル店舗の開店後7日間の売り上げの最大化を目指して、YouTube広告・ポスティングチラシ・新聞折り込みなど個々の宣伝手法への最適な予算配分をAIで算出する。AIを活用することで、担当者の経験などに左右されることなく、適切な媒体を選定し宣伝予算の最適な配分を実現する。

　具体的には、AIに宣伝予算・店舗情報・商圏情報を入力すると、開店後7日間の売り上げ最大化に向けた最適な宣伝手法の予算配分を算出。宣伝予算内で最も売り上げが高くなる組み合わせを抽出する。

　また同サービスでは、登録するデータや宣伝手法の選択肢などに応じて、個別にシステムと運用プロセスの設計を行う。予算配分後もDNPは、チラシの作製からポスティングや、デジタル広告の作成からネット配信まで、各企業の販促活動全体をシームレスに支援。WebサイトやSNSといったオンライン広告と、印刷物やリアル店舗などのオフライン広告を組み合わせ、各種広告施策の販促効果を高めていく。

　なおDNPは、同サービスの効果について、ローソンと共同で2023年7月から検証を実施した。2024年11月以降にオープンするローソンの新店舗やリニューアル店舗において正式に運用を開始し、個店販促を支援する。

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