TOPPANグループのONE COMPATH(ワン・コンパス)は、小売り流通などのリテール企業向けに、メディアのアロケーション(予算の最適化)を実現する「リテールマーケティングサービス」の提供を本格開始した。
同サービスは、ONE COMPATHが運営する電子チラシサービス「Shufoo!(シュフー)」の来店データを活用した店舗販促特化型の広告運用と、レポーティングサービス「ビジットトラッキング」を使用した施策効果の詳細分析による店舗単位のマーケティング支援を組み合わせたものだ。
同サービスではShufoo!の商圏設定や電子チラシの閲覧状況をもとに、Web広告の配信エリアやターゲットを確認し、最適な広告運用を実施する。「どんなチラシ(広告)によって」「どんな人たちが」「新規・継続的に」店舗へ足を運んでいるのかを数値化、分析することで、店舗ごとにデジタル販促の有効性を判別。PDCAサイクルを回して細かく来店単価を調整し、店舗単位でセグメント設計を行った広告運用設計が可能となる。
さらに、広告運用の実績データおよびビジットトラッキングの来店動向分析結果を統合し、店舗ごとに高い効果が期待できる販促施策や最適なクリエイティブの提案を行う。
これにより、チラシを見た人だけでなく、チラシを見ないユーザーや来店経験がない/店舗を知らないユーザーに対しても、効率的に来店につながるマーケティング支援が可能に。効果の高い施策やクリエイティブの提案を行い、店舗販促における最適なメディアアロケーションを実現していく。
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