松井証券は、全国の20~69歳の「推し活」を行っている人(計1,000名)を対象に「推し活とお金に関する実態調査」を実施した。
推し活で最も人気の対象はマンガ/アニメ/ゲームのキャラクター
まず、推し活を行っている1,000人に「あなたがやっている『推し活』の内容を教えてください(複数回答可)」と質問。1位が「マンガ/アニメ/ゲームのキャラクター」(22.7%)、2位が「国内アイドル」(21.7%)となった。続けて、「スポーツ選手/チーム」(19.7%)、「ミュージシャン/バンド」(17.7%)がランクインした。
推し活をする人の悩みは「お金」
続けて、「『推し活』に悩みはありますか?(複数回答可)」と質問。「悩みがある」と回答した人が64.0%で、約3人に2人が悩みを抱えていることがわかった。悩みの内訳としては、「推し活に使える金額が少ない」が、43.0%で最多となり、次いで「貯蓄ができない」が41.3%だった。お金に関わる悩みが上位にランクインする結果となった。
推し活費用の中で負担に感じる「グッズの購入費用」
推し活の費用を負担に感じると答えた人に、具体的に何が負担に感じるか質問したところ、「グッズの購入費用」(32.3%)、「コンサートやライブのチケット購入費用」(29.4%)、「遠征費用」(26.8%)が上位に入った。「ゲーム内課金」(9.9%)や「投げ銭」(6.5%)など、オンラインでの費用も負担の項目に挙がった。
さらに「グッズの購入費用」が負担に感じていると回答した人が、推している対象を確認したところ、「VTuber」(41.7%)がトップになった。また宝塚や2.5次元も含めた舞台俳優もほぼ同率(41.0%)となった。
推し活費用の理想と現実のラインは5,000円
月ごとに推し活に使っている金額は、5,000円未満が55.9%だった。一方で、理想の「推し活」に使いたい金額を聞いてみると、5,000円以上が55.5%となり、5,000円が理想と現実のラインだと、松井証券は推察している。
推し活費用の捻出方法は、節約・ポイ活・収入の余剰分
推し活の費用の捻出方法を質問したところ「節約」(36.8%)がトップで、「ポイ活」(36.3%)、「収入の余剰」(34.4%)が続いた。
【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査時期:2024年9月
調査対象:全国の20~69歳の「推し活」を行っている男女1,000名
世代割付:20代、30代、40代、50代、60代各200名(男女100名ずつ)
調査機関:ネオマーケティング
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