共創マーケティング時代も見据えて
2025年に掲げる展望は大きく3つあります。
1つ目は、プラットフォーム事業者との関係性強化です。データクリーンルームには、プラットフォーム事業者とのデータ連携が欠かせません。よって、プラットフォーム事業者との関係性構築は「MarketingForGrowth」の価値向上に直結します。新たなプラットフォーム事業者との連携を進めつつ、得られるデータを深める・広げる、リアルタイム性を高めるといった働きかけを進めていきたいです。
2つ目は、顧客体験の高度化と成果の把握の両立です。リテールメディアやAIチャットボットなどの新たな顧客体験が2025年にはさらに浸透していくでしょう。ともなって、得られるデータの量や種類も多様になります。dentsu Japanとしては、このような最新の顧客体験を提供しながら、効果の可視化を徹底していきます。
3つ目に挙げたいのは、共創マーケティングでの事業貢献度の可視化です。企業と企業がコラボレーションする「共創」の取り組みが広がっていますが、共創プロジェクトでは各企業、成果として求めるゴールは異なるはずです。共創における成果の可視化ができれば、より多くの企業様をつないで、よりよい顧客体験を提供できるようになると考えます。2025年に実現することは難しいかもしれませんが、「共創マーケティングという時代の要請にどう応えていくべきか」は、私たちがこれからも考えていかなければならないテーマの1つでしょう。