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「2024年はアドビが大きく動いた年」新代表・中井陽子氏が2030年に向けて見据える未来と現在地

2025年は「成功の種子」が芽吹く時、次の5年に見据えるもの

MZ:アドビの代表取締役社長に就いた2024年4月からここまでの活動についてどのように捉えていらっしゃいますか。

中井:アドビがここ数年提唱していたビジョンやソリューションを本当に実現できるようになったのがこの2024年です。私はまさに動き始めた年だと捉えています。

 私自身も文字通り「動く」年でした。アドビにジョインしてから半年で5回ほど本社を訪ねていますが、トップであるシャンタヌ・ナラヤンを始め本社の経営層が日本市場に対して高い期待を持っていることを実感しました。アドビは元々日本市場を重視しています。日本独自のカルチャーや創造性について高く評価しており、「日本のクリエイターの方々にアドビがどのように寄与できるか」と常に考えているんです。そして私も、コンテンツサプライチェーンを実現できるようになった今、日本ならではのベストプラクティスを世界に発信していけるようになったと感じています。

 その1つとして、アドビのWeb型生成AIアプリケーションである「Adobe Firefly」があります。このFireflyをさらに活用しようという企業の方々が揃いつつあり、2025年はそんな成功の種子が芽生え始めるでしょう。

画像を説明するテキストなくても可

MZ:では最後に、2025年以降も含めて、今後の展望についてもお願いします。

中井:私自身は今から5年後に当たる2030年を見始めています。これまでの5年間でデジタルトランスフォーメーションは進み、世代交代が進んでデジタル化がさらに促進されるようになりました。次の5年間で、日本から発信できるベストプラクティスは一気に増えるはずです。アドビはそんな日本市場の進化、活性化により貢献したいと考えています。

 前職のマイクロソフトで様々な経験を積んできて、企業の方が抱く不安や投資への懸念も理解していますし、反対に投資へのモチベーションが上がるタイミングや不安を払拭するためのソリューションなども熟知しています。こうした経験をアドビで活かし、日本市場の成長に寄与したいと思います。

MZ:ありがとうございました。

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この記事の著者

岩崎 史絵(イワサキ シエ)

リックテレコム、アットマーク・アイティ(現ITmedia)の編集記者を経てフリーに。最近はマーケティング分野の取材・執筆のほか、一般企業のオウンドメディア企画・編集やPR/広報支援なども行っている。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

福島 芽生(編集部)(フクシマ メイ)

MarkeZine副編集長。1993年生まれ、島根県出身。早稲田大学文学部を卒業後、書籍編集を経て翔泳社・MarkeZine編集部へ。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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2024/12/11 09:30 https://markezine.jp/article/detail/47558

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