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CPAが約10%改善、獲得件数10倍超の事例も ディスカバリーに学ぶSmartNews Ads攻略術

vCTRと強い相関がある「見出し」 運用の効果を高める鍵は?

MZ:SmartNews Adsを活用する際に意識しているポイントはありますか?

久保田:まず意識しているのは、SmartNewsに適したクリエイティブの制作です。その際、肝となるのが「見出しのテキスト」と「画像」ですね。SmartNewsでは、見出しとして半角70文字まで入力できるのですが、この文字数を最大限使うことが重要です。

浅香:実際当社でも、SmartNewsにおける見出しの文字数について統計データを取得しました。その結果、上限である全角35文字に近い見出しであるほど「ビューアブルインプレッションに対するクリック率(vCTR)」も高まるという正の相関が出ています。

見出しの文字数とvCTRには係数がおよそ0.9の強い正の相関が見られる

久保田:画像については、記事一覧ページを開いた時に各記事の見出し横に表示される「Channel View」と、ニュース記事の途中で表示される「Smart View」の二枠に合わせて調整しています。

 Channel Viewは枠自体があまり大きくないため、できるだけシンプルな画像にすることを意識しています。一方、Smart Viewの枠はサイズが大きく、画像を際立たせやすくできます。そのため、画像内にテキストを入れるなどして、できるだけインパクトのある画像を制作することが非常に重要です。このように配信面に合わせて最適な画像を用意するようにしています。

久保田:加えて、クリエイティブ制作後の配信設定もSmartNews Adsで効果を出すためには大切です。最初にキャンペーンとアドグループを設定し、広告のテキストと画像、遷移先を入稿して配信。初動では、クリエイティブと入札戦略をSmartNewsの配信ロジックに合わせて調整し、クライアントの1日当たりの予算に応じて、最大のコンバージョンになるように運用します。その後は、獲得単価の目標を設定するtCPA(Target CPA)に切り替えています。このように段階に合わせて運用方法を適宜変更することが広告配信の成果最大化の秘訣です。

浅香:ディスカバリー様のように、直近で高い成果を出しているアカウントや代理店様は、一様にしてリアルタイムできめ細かい運用を徹底している印象です。予算感にもよるとは思いますが、まずは沢山のクリエイティブを入稿し、効果を検証。その上で、効果が高いものを改善しながら運用していくことが成果につなげるために大切だと思いますね

多くのクライアントのCPAが約10%改善、獲得件数は10倍程度に

MZ:SmartNews Adsの活用による成果を具体的に教えてください。

久保田:SmartNews Adsの活用を開始したことで、CPAが前年比で10%以上改善し、獲得件数は10倍程度になったケースが多数見受けられています。

ディスカバリーがSmartNews Adsを活用して行ったキャンペーンの効果改善の例

 また、他媒体と比較して、獲得ユーザーの継続率が高いことも特長として挙げられますね。これは、先述のSmartNewsユーザーの特性が大きく関係しています。SmartNewsの広告は、ニュース記事を読む習慣がある方々に対して届けられます。これは、広告の内容をしっかりと読んで理解してから購入してもらえることを意味しています。

 つまり、商品の性能を誇張せず正確に伝えることができれば、おのずと信頼の獲得にもつながり、ユーザーとの良い関係を構築できるのです。そのため、F2転換率は他の媒体よりも10%強高い結果が出ています。

MZ:なぜディスカバリーではこれだけの成果が出ているのでしょうか。

浅香:媒体の特性をしっかりと理解いただいている、運用スキルの高さ、そして誠実にクライアントに向き合っている、この三つが大きな理由だと思います。

 ディスカバリーさんのように大量のクリエイティブを最初に入稿して細かく運用していく方法は、再現性は高いものの、クライアントにしっかりと寄り添って数字や状況の変化をしっかりと見ていなければできないことだと思っています。

次のページ
運用型広告に求められる“正しい負け方”

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この記事の著者

加納 由希絵(カノウ ユキエ)

フリーランスのライター、校正者。

地方紙の経済記者、ビジネス系ニュースサイトの記者・編集者を経て独立。主な領域はビジネス系。特に関心があるのは地域ビジネス、まちづくりなど。著書に『奇跡は段ボールの中に ~岐阜・柳ケ瀬で生まれたゆるキャラ「やなな」の物語~』(中部経済新聞社×ZENSHIN)がある。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:スマートニュース株式会社

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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2025/01/16 12:00 https://markezine.jp/article/detail/47572

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