NTTドコモグループの人流分析サービス開発企業であるデータワイズは、人流分析ツール「Datawise Area Marketer国内居住者版」に、居住者・勤務者・来街者判定距離の個別設定機能を追加した。
同ツールは、NTTドコモが提供するアプリケーション利用者の位置情報と属性データの情報から、時間帯や場所ごとの年代別・性別の人数を分析し、マーケティング戦略に活用できるサービスである。
これまで、施設への来訪者を居住者、勤務者、来街者のいずれかに判定する基準は、来訪者の自宅・職場がGPS計測された施設から3km以内にあるかどうかという固定距離で統一されていた。今回のアップデートにより、居住者・勤務者・来街者の判定距離を施設ごとに設定・変更できるようになった。
この機能により、施設の業態や立地特性に応じて、より実態に即した分析が可能になる。たとえば、都心部のコンビニエンスストアでは500m、郊外の大型店舗では5kmというように、柔軟な距離設定が可能である。
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