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幸せの実感度合い、全年代で女性のほうが高い傾向 70代女性の幸福度は世界水準/ADK MS調査

 ADKマーケティング・ソリューションズは11月26日、同社が実施する「ADK生活者総合調査2024」を基に、「今どきシニアの最新調査結果」を発表した。

全年代で女性の幸福度が男性を上回る結果に

 まず、個人の幸せの実感度合いを調査。「とても幸せ」を10点、「とても不幸」を0点として聞いたところ、70代の平均は6.86点となり全年代の中で最も高い結果なった。2番目に高かったのは10代で6.71点、その後は60代が6.51点、20代が6.2点、40代が6.11点、30代が6.07点と続いた。

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 続いて、男女年代別で見ると、全年代で男性よりも女性の幸福度のほうが高い結果となった。中でも70代女性の幸福度は7.03点に。World Happiness Report2024では、1位のフィンランドが7.741点で1位、日本は6.06点で51位だったことから、70代女性の幸福度は世界水準に近いことがうかがえる。

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シニア男性は妻、シニア女性は子どもを重視する傾向

 次に、男女別で「よりどころにしているもの」について調べた。全23項目の中から当てはまるものを複数回答で聞いたところ、50代以降すべての年代で、男性は「夫または妻」、女性は「子ども」が1位となった。

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 シニア男性とシニア女性の間で優先度の差が如実に表れた結果と言えるが、ADK生活者総合調査によると20年ほど同様の傾向が続いているという。

消費の優先度は、女性が「家族」で男性は「趣味」

 続いて、男女別で「お金をかけている(かけたい)商品やサービス」について全33項目中から当てはまるものを複数回答で聞いた。すると女性は50~70代の全年代で1位が「家族と楽しく過ごす」だった。一方で、男性50・60代では「自分の趣味やこだわり」が1位、70代で「家族と楽しく過ごす」が1位となった。

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年齢が上がるほど国内旅行への関心が高まる

 年代別で「日頃行っている趣味・スポーツ」に関して、全86項目の中から当てはまるものを複数回答で聞くと、「1泊以上の国内旅行」と回答した人は、50代で3割、60・70代で4割を超える結果となり、年齢を重ねるごとに旅行への関心の高まりが見られた。

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 一方、シニアの男女別で見ると、女性よりも男性の割合が高くなり、70代男性では半数近くが国内旅行を趣味としていることがわかった。

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シニア全体で7割超が「終活を検討」、男女間では意識差も

 最後に、「終活」という言葉と取り組みについて聞いた。すると、シニア全体で「終活を始めたい」と思っている層は7割を超える結果に。男女ともに年齢を重ねるごとに終活への取り組み意識が高まり、少しずつ行動にも移し始めていることが見受けられた。

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 一方、男女別では、各年代で女性のほうが「終活をもう始めている」という回答が多い傾向が見られた。男性では、平均約2割が「聞いたことはあるが、自分でする気はない」「聞いたことがない」と回答している。

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 また、終活に対する考え方を全32項目の中から当てはまるものを調べた。その結果、「断捨離」への積極性と、「元気なうちから始めるべき」という先取り意識は、女性のほうが男性よりも大幅に高く、男女間で意識に差があることがわかった。

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【調査概要】
エリア:関東(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・群馬県・栃木県・茨城県)、関西(大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・和歌山県・滋賀県)
条件:15~79歳の男女(中学生は除く)
サンプル数:16,574人
手法:インターネット調査
期間:2024年5月14日(火)~6月3日(月)
集計については、国勢調査の人口構成、関東・関西のエリア構成に合わせるため、ウエイトバック集計を実施しています。

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MarkeZine(マーケジン)
2024/11/29 14:15 https://markezine.jp/article/detail/47611

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