トライベックの調査・分析機関であるトライベック・ブランド戦略研究所は、2024年12月3日、企業情報サイトについてユーザー調査を行った「企業情報サイトランキング2024」の結果を発表した。
企業情報サイトランキング2024
企業情報サイト1位は花王、2位は資生堂、3位はトヨタ自動車となった。
企業情報サイト指数ランキングは、有力企業252社の企業情報サイトの6コンテンツ(「会社案内」、「ニュースリリース・プレスリリース」、「技術情報/品質・安全・安心への取り組み」、「サステナビリティ・CSR・環境への取り組み」、「IR情報」、「理念・ビジョン」)に対するユーザー評価を算出し、順位付けしたものである。その他、上位には食品・水産、化学・繊維業界の企業が多く並んだ。
花王は、前回11位から大きく順位を上げ、初の1位の獲得。同社は2023年から2024年にかけて「花王のパーパスと価値創造」を刷新し、パーパスを実現するための事業領域や社会課題への取り組みをわかりやすく紹介している。
2位の資生堂は、リニューアルした「IR情報」の評価が向上した。3位のトヨタ自動車は、「可動性(モビリティ)を社会の可能性に変える」という同社の取り組みを、高い頻度で発信。閲覧後の印象調査では、「技術の革新や産業の発展に貢献」「安心・安全な製品・サービスの開発に積極的」「エネルギー問題・環境問題などに積極的」と回答する人の割合が高かった。
トライベック・ブランド戦略研究所の分析によると、トップ3社は継続的にサイトの改修・更新を行い、常に新しい情報と企業の新たな価値を発信し続けることで、ターゲットのニーズや社会のトレンドに応えているという。
【調査概要】
調査媒体:インターネット上でのアンケート調査
サンプル数:1万4,100人(1企業あたり300人)
対象企業数:252
調査実施:2024年10月~11月
【関連記事】
・デジタルサポート価値ランキング、1位はヤマト運輸 価値換算は194億円【トライベック調査】
・トライベック、中小企業のDX実態を調査 デジタル領域の課題は「Webサイトのセキュリティ対策」が最多
・トライベック、HIRAMEKI XDの配信機能をアップデート 最適な時間での配信が可能に
・BtoBサイトスコア、物流大手3社が高スコアを獲得/トライベック・ブランド戦略研究所調査
・デジタルサポート評価ランキング1位は資生堂/2位はP&G、3位はアマプラに【トライベック調査】