グランプリは日本KFC
Spotifyは、デジタル音声広告のクリエイティブアワード「Spotify Hits」を開催し、第1回受賞作品を発表した。
同アワードでは、Spotify広告の特性を活かしたクリエイティブなアプローチで人々の心を動かし、ビジネスの成長に貢献した企業やブランドのキャンペーンを表彰する。
グランプリを受賞したのは、日本ケンタッキー・フライド・チキンの「和カツバーガー」リローンチキャンペーン『Yes! 和カツ食いに行く』。「和カツ食いに行く」と「高須クリニック」で韻を踏めるという発見から、高須クリニッ クのCMソングの替え歌を作成した。
テレビなど他メディアでは捉えることが難しいオフスクリーン時のユーザーに対して、耳からアプローチを行ったことで、和カツの愛称と商品のユニークネスをアピールできていた点が評価につながった。
Instagramユーザーをトライブ基点で分析
電通デジタルは、Instagram上のアクティブユーザーを、共通の興味関心・ライフスタイルを持つ集団「トライブ」の切り口から分析する「Tribe Driven Marketing for Instagram」を開発し、提供を開始した。
同サービスでは、ユーザーをトライブで捉えることによりSNSマーケティングを高度化する統合フレームワーク「Tribe Driven Marketing(トライブ・ドリブン・マーケティング)」の仕組みを活用。Instagramアカウントの投稿に反応しているアクティブユーザーの傾向などを可視化する。
可視化によって蓄積したデータを基に、Instagram上の投稿やアカウントの現状を分析し、戦略策定から運用方針の提案まで一気通貫で支援する。
ABEMAの新たな視聴プラン
サイバーエージェントは「ABEMA」事業において、新しいプラン「広告つきABEMAプレミアム」の提供を開始した。
同プランでは、月額580円(税込み)で40,000以上の「ABEMAプレミアム」限定コンテンツを広告付きで視聴することができる。
プランの追加により、ユーザーの選択肢は登録不要の「ベーシック」と、月額1,080円(税込み)で広告のないABEMAプレミアムを含む、計3種となった。
ドコモがコミック事業の強化へ
NTTドコモ(以下、ドコモ)は、MUGENUPの完全子会社化を発表した。
MUGENUPは、デジタルコンテンツの制作受託や、制作管理ツールの開発・SaaS展開を手掛けるコンテンツ制作スタジオ。MUGENUPが運営するタテヨミコミック制作スタジオ「MUGEN FACTORY」では、ドコモのオリジナル出版レーベル「weavin(ウィービン)」の作品を制作している。
今回の完全子会社化にともない、ドコモはオリジナルコミックの企画・制作機能を強化。IP創出をさらに推進する。
AIチャットボットがインタビューを代行
楽天グループは、マイクロタスク型クラウドソーシングサービス「楽天超ミニバイト」において、新機能「AIチャットインタビュー」の提供を開始した。
同機能は、企業が楽天超ミニバイトの登録ユーザー対して、自由回答などの定性情報を集めることができるインタビュー調査機能。従来人間が行っていたユーザーへのヒアリングを、AIチャットボットが代行する。
同機能により、企業はインタビューに要する時間や費用など、人的コストを削減できるほか、深掘りした具体的な回答内容を収集することが可能となる。