h1の文字サイズをCSSで小さくすることはスパム?
これは昔の私でもあるのだが、
- あまりCSSを使ったことがない
- いつもはtableタグでレイアウトをしている
- h1をはじめ見出しタグなんてよく知らない
という人が、「h1タグをタイトルに使用するとSEO対策として有効」というネタを仕入れたとしたら、すぐに使ってみようとするだろう。ところが、通常のブラウザでは、h1タグの文字の大きさは非常に大きく、マージンも大きく取られており、レイアウトしづらいことも多い。
これを解消してくれるのがCSSである。文字のスタイルをデザインに合うように自由に変更できるから、これで見栄えも検索上位も両立可能、これで解決…と、喜びもつかの間、今度は「h1タグの文字サイズをCSSで小さくすることはスパムであり、順位が下がる」との噂を聞いてしまう。
どちらが本当なのか?
そこで今回は、このh1のSEOとスパム伝説について、下記3ポイントを検証してみることにする。
- h1の文字サイズを「小さく」する方法
- h1が「小さい」と検索エンジンが理解できるかどうか
- h1が「小さい」時のペナルティのかけ方
1. h1の文字サイズを「小さく」する方法
「h1size.html」を見ていただきたい。このように、h1を「小さく」する方法はいくらでもある。そして注目は、最後の「トリックボックス」のように、外部スタイルシートとして読み込ませている場合である。
<div class="trick">
<h1>h1をCSS(トリックボックス)で「小さく」する</h1>
</div>
.trick h1{
font-size: smaller;
}
2. h1が「小さい」と検索エンジンが理解できるかどうか
まず、HTMLファイルに「小さく」する仕掛けを埋め込んでいる場合は、検索エンジン側に察知されている可能性がある。
だが、外部CSSファイルはどうだろう?
「http://www.hyperposition.com/css/main.css」は、私のサイトの外部CSSファイルだが、これを検索サイトで入力して確かめたところ、ヤフーのみがインデックスしているようだ。グーグルやMSNもインデックスはしていないが、認識はしているかもしれない。