電通とドローンショー制作・開発を行うドローンショー・ジャパンは、LEDドローンを活用したプロジェクト「Soar(ソアー)」の提供を開始した。
同プロジェクトは、高度1,000メートル以下の低空域を活用して価値を生み出す「低空経済」の領域においてLEDドローンを活用。新たな空間価値を創造し、多様な活用シーンの創出を目指す。電通とドローンショー・ジャパンが連携することで、企業のマーケティング活動や地域観光ニーズに応えるソリューションを提供していく。
LEDドローンを活用して夜空に光と動きの芸術を描くことで、アイキャッチ効果の高いドローンショー展開が可能だ。多くの観覧者が自身のスマートフォンで撮影したショーをSNSにリアルタイム投稿できるといった特徴から、リアルとデジタルをつなぐ新しい体験価値を提供し、企業のマーケティング投資対効果の最大化や地域観光の価値向上に貢献する。
具体的には、「SNS広告連動型パッケージ」および「サンプリング連動型パッケージ」をサービスとして提供。SNS広告連動型パッケージは、ドローンショーの実施とSNSでの広告出稿・ライブ配信を組み合わせたプランだ。
サンプリング連動型パッケージは、ドローンショーの実施とリアルの場での商品サンプリングを組み合わせた統合型のプロモーションプランとなる。ドローンショーによる空中QRコードも活用し、商材のPRと会場でのサンプリングの同時実施による相乗効果を創出するとともに、歓声量の数値化による効果測定も実施する。
今後は、以下のサービス拡充を予定している。
(1)マーケティング効果に関する詳細な調査・分析:
ドローンショーのマーケティング活動への貢献について分析・指標化し、その最大化を目指す
(2)常設型ドローンショーの企画・運営:
定期的にドローンショーを楽しめる環境を提供し、観光地や商業施設の集客力を高める
(3)ドローンショークリエイターコンテストの企画・開催:
クリエイティブな才能の発掘・育成により、新たなアイデアや技術を生み出すことで、ドローンショーの品質向上を目指す
(4)業界標準化を見据えたドローンショーの統一データフォーマットの確立:
ドローンショーの制作・運営を効率化し、業界全体の発展を目指す
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