電通は、物価高を考慮しながら商品価格の妥当性を検証し企業と消費者の双方にとって最適な価格の構築を支援する「Marketing For Growth With Pricing」を開発し、提供を開始した。
同サービスでは、商品・サービスにおいて形成されているブランドイメージや価格・需要との関係性を分析し、企業の業績に寄与する価格戦略の策定に向けて、商品力を高める価値を創出。単価に寄与する評価項目を定量化し、需要以外の新しい売り上げ創造を支援する。
また、価値創出にともなう最適な価格の運用もサポート。販売価格を上下させた際の購入数量への影響について、リスクと潜在的な利益を両面から試算し、数量と販売価格が最大化する工夫といったアプローチも可能だ。
さらに、販売価格を上げた中で需要を保つため、消費者が商品・サービスに対して想起する価格の向上がどれほど必要なのか、想起価格を高めるために商品・サービスの価値をどれほど向上させるべきかなども、数値化・可視化を検討していく。
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