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「ショート動画」活用の最前線

超とき宣コラボでUGC創出!2ヵ月で販売数100万個突破「YOLU」バスタブレットのショート動画活用


異なる価値を掛け合わせ、エンターテイメントの要素を付与

――施策を通した学びについて教えてください。

高倉:学びとなったのは価値の融合という点です。商品からで得られる楽しさと施策のおもしろさ。異なる2つの価値を融合させると、これほどまでにポジティブなUGCが生まれるのだと知ることができました。

 施策のおもしろさではアイドルの普段見られない様子を見せるという、ファンの方からすると貴重な瞬間をお届けすることができました。こういったエンターテイメント要素が高い取り組みは大きな影響を生み出すというのも学びになった点です。

大菅:弊社が掲げるI-ne philosophyの中にInnovate、Commit、Respectの3つのバリューがありますが、今回の取り組みはとてもInnovateなものになりました。

 新しいカテゴリーへの進出、初めてとなるライブ配信を絡めた一連の施策、そして新たなパートナーであるワンメディアさんとの取り組み。どれも新たな挑戦でした。ユーザーへのタッチポイントが多様化する中で、こうした新たな取り組みを行えたことは大きな学びでした。

近藤:今回の施策ではある課題を解決する光明を見つけられました。従来、課題としていたのいはTikTokの施策は閉鎖的になってしまうということです。これまで何度もTikTokでキャンペーンを行ってきましたが、TikTok上では話題になるものの、別のプラットフォームにまでうまく影響を及ぼすことができていませんでした。

 しかし今回はTikTokを起点としていたにもかかわらず、Xで広く拡散されました。今回の施策でTikTokを起点にTikTok外にも影響を与えることができた点は、大きな学びになりました。

ブランドパーパスを広げ、幸せを増やしていきたい

――今後の展望について教えてください。

大菅:今後も継続して夜間美容を広げていきたいと考えています。

 弊社には大事にしている価値観があり、中心にあるのがミッションです。We are Social Beauty Innovators for Chain of Happiness.「私たちは、“美しく革新的な方法”で、“幸せの連鎖”があふれる社会の実現に、挑戦し続けます。」という言葉で、展開するサービスブランドが増えれば幸せが広がっていくと考えています。

 そのためYOLUにはブランドパーパスがあります。YOLUのブランドパーパスは「忙しい現代人の夜の時間を美容タイムに変えよう」というものです。私はYOLUのブランドの発展は、このパーパスをどれだけ広げられるかにかかっていると考えています。

 今後は今回の学びを活かしてPDCAを回し、YOLUのパーパス、夜間美容を広げていきたいと思っています。

高倉:私としてもYOLUの持つパーパスを広げていきたいと考えています。商品を介して、ただ綺麗になったというだけでなく、今回のプロモーションのようなコミュニケーションを通じてYOLUの想いを届け、幸せを増やしていきたいです。

近藤:今回の施策は先ほどもお伝えした学びに関連して、ファンの方々の気持ちを「みたい」から「やってみたい」に変換できた取り組みだったと感じています。

 要因としてはPRでありながら、ブランドとユーザーの双方向の連続的なコミュニケーション、いわばコールアンドレスポンスを創出できた点にあるのではと考えています。それがあったからこそ施策後も報告の投稿など、継続したコミュニケーションが見られたのでしょう。

 今回のYOLUさんとの取り組みで得られた知見を活かし、ユーザーの方々をただの視聴者にするのではなく参加者としてより一緒にプロモーションしていく、巻き込み型の施策に注力していきたいと思っています。

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この記事の著者

タカハシ コウキ(タカハシ コウキ)

1997年生まれ。2020年に駒沢大学経済学部を卒業。在学中よりインターンなどで記事制作を経験。卒業後、フリーライターとして、インタビューやレポート記事を執筆している。またカメラマンとしても活動中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2025/04/08 23:20 https://markezine.jp/article/detail/48277

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