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2024年国内動画広告市場は7,249億円に　縦型動画広告が急成長【サイバーエージェント調査】　

2025/03/04 08:15

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　サイバーエージェントはデジタルインファクトと共同で、2024年の国内動画広告市場の調査を実施し、その結果を発表した。同調査では、インターネットを通して配信される動画広告の年間広告出稿額を推計し、市場規模予測を算出している。

　2024年の動画広告市場は、前年比115.9％の7,249億円に到達。2025年に8,408億円、2028年には1兆1,471億円に達する見込みだ。

動画広告市場推計・予測（デバイス別）

　2024年の動画広告市場において、スマートフォン向け動画広告は前年比113.9％の5,750億円となり、動画広告需要全体の79％を占めた。特に注目すべきはコネクテッドテレビ向け動画広告で、前年比137.8％の1,020億円と高い成長率を示し、昨年に引き続き動画広告市場全体の成長をけん引した。2028年にはコネクテッドテレビ向け広告が市場全体の約20％（19.8％）を占めると予測されている。

縦型動画広告が急成長

　広告商品別に見ると、コネクテッドテレビ向け広告を含むインストリーム動画広告の需要が大きく増加した。また、縦型動画広告の需要が大きく伸び、2024年は前年比171.1％と大幅に成長し、市場規模は900億円に達した。動画広告市場全体に占める割合も2023年の8.4％から2024年には12.4％にまで拡大。大手広告主による縦型動画広告フォーマットへの出稿が進んだことが要因とされる。

　同社では、ユーザーの縦型動画コンテンツ視聴時間の増加にともない、大手SNSや動画配信サイトがサービス体制を強化していることから、縦型動画広告市場は2025年に1,163億円、2028年には2,088億円に達すると予測している。

　動画広告は、フォーマットや配信先デバイスの多様化が進み、新しい技術を取り入れながら広告主にとって不可欠な広告手法となりつつある。サイバーエージェントは、動画広告が生活者と企業との望ましいコミュニケーション手段として受け入れられ続けることにより、動画広告市場は引き続き高い水準の成長を継続すると予想している。

【調査概要】
調査主体：サイバーエージェント
調査時期：2024年9月～12月
調査方法：動画広告市場関係者へのヒアリング、調査主体・調査機関が保有するデータ、公開情報の収集
調査対象：動画広告市場
調査機関：デジタルインファクト