AIQ(アイキュー)と東芝テックは2月28日、飲食店向けの音声接客AIサービスである「飲食店向けデジタルスタッフ」の共同開発に向けて実証実験を開始したことを発表した。
同実証実験で開発を目指す飲食店向けデジタルスタッフは、メニューや接客マニュアルを学習した音声対応のデジタルスタッフが、ホールスタッフに代わり質問の応対やオーダーの受付を担当するサービス。
メニュー情報などを詳細に把握した上でおすすめ情報などを顧客に伝えられるため、人と同等レベルの対応が可能になる。これにより、店舗スタッフの負担軽減や業務効率化に加え、顧客理解に基づいた接客により顧客満足度が向上することで、再来店率の向上や注文単価のアップを実現する。
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今後、同サービスは、東芝テックのPOSシステムやオーダーシステムとの連携を予定。音声での注文がそのままプリンターやキッチンディスプレイなどに共有できる機能の開発をすることで、同サービスの社会実装を加速させる。
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