YouTubeの場合の階段設計

- 認知・初期段階(潜在層向け):インスタ運用の全体像とフォロワーが増えるロジックを解説
- 育成・継続接触(準顕在層向け):具体的な施策である「ハッシュタグ」の活用方法を解説
- 比較検討(顕在層向け):実際のコンサルサービスの内容とプロセスを公開
ホワイトペーパーの場合の階段設計

- 認知・初期段階(潜在層向け):SNS運用の全体像と運用ステップを解説
- 育成・継続接触(準顕在層向け):具体的にどのように数値分析をするべきかを解説し、テンプレートを共有
- 比較検討(顕在層向け):実際の成功事例の共有やSAKIYOMI流の運用フローを解説
オウンドメディアの場合の階段設計

- 認知・初期段階(潜在層向け):フォロワーが増えるロジックと運用セオリーを解説
- 育成・継続接触(準顕在層向け):具体的な施策である「プロフィール設計」のPointを解説
- 比較検討(顕在層向け):実際にコンサルをした際の戦略とプロセスを公開
〇〇をハブにして1コンテンツを「マルチユース」せよ
階段設計に関連してコンテンツ作りのポイントも伝えて
おきます。各チャネルの実践例を見るとわかる通り、各フェーズのユーザーに向けた発信はチャネルに合わせて再利用を積極的にしましょう。その時、ハブとなるコンテンツには「スライド」を選ぶのがお勧めです。次のような展開が可能となります。
スライドを…
- リアルタイムで解説→セミナー
- 文字で解説→記事
- 動画で解説→YouTube
- ダウンロードできるように→ホワイトペーパー
このように一石四鳥で、圧倒的に効率よくマーケ施策を実施できます。また、このスライドのクオリティさえ担保できていれば、各チャネルへの横展開は他のメンバーに任せたとしても、クオリティは落ちにくいのも良い点です。
実際に私もスライドをハブに、これまで無数のコンテンツを作成してきました。「どうやって一人でそんなにコンテンツを作っているんですか!?」と聞かれることも多々ありますが、このように毎回ゼロから作っているわけではないため、想像されるほど時間はかかっていません。個人的にイチオシのTipsです。
さて、第1回の記事でマーケティング施策の優先順位の考え方がわかり、また今回では、階段設計をして施策を組み合わせることで費用対効果が最大化できると理解できたはずです。
次回は書籍で挙げている具体的なマーケ施策60個の施策から、このWeb連載に合わせてピックアップして解説する予定です。当社の事業で実践してきてわかった、効果を出すための要点やすぐに実践できるtipsを紹介しますので、どうぞお楽しみに。
※本稿は『営業してない相手から“契約したい”と言わせる マーケティングの全施策60』(ブックダム刊)の一部を、著者の協力を得ながらMarkeZine向けに再編したものです。