STEP2:ChatGPTにデータを渡し、分析の切り口を出してもらう
STEP1で取得したデータをChatGPTに渡します。入力欄に直接貼り付けるか、データ量が多い場合はファイル添付のほうが効率的です。
ChatGPTには、以下のように「どのような分析ができそうか」を聞いてみましょう。各SNSから形式が異なるデータを取得し、分析していくことになりますが、データさえあればChatGPTは様々な分析ができます。まずは、何ができそうかを聞くことをお勧めします。
その際に、「入力したデータがそもそも何なのか」は伝えてあげましょう。そうすると一般的な分析手法を押さえた上で、どのような分析ができるか回答してくれます。
【プロンプト例:Xのデータを渡す場合】
あなたはSNSマーケティングのストラテジストです。
これはXの弊社に関する口コミデータです。内容を把握して、どのような分析ができそうか教えてください。
※データを貼り付ける
【プロンプト例:Instagramのデータを渡す場合】
あなたはSNSマーケティングのストラテジストです。
これはInstagramに投稿された[キーワード]に関する投稿です。内容を把握して、どのような分析ができそうか教えてください。
※データを貼り付ける
プロンプトを実行すると、ChatGPTからは下記のポイントを押さえた回答が得られます。
- 投稿の傾向
- 影響の大きい話題
- 今後の施策提案
STEP3:分析する
アウトプットされた内容を参考に、ChatGPTに以下のような分析を依頼しましょう。
-
投稿件数の推移をグラフ化してください(定量)
→時系列でのユーザー反応の動向を可視化できます。 -
投稿内容を分析してください(定性)
→内容の傾向やカテゴリー、感情分析などを行ってくれます。
※定性分析が上手くいかない場合は……
ExcelやCSVファイルを添付するのではなく、テキストをコピペでベタ打ちしてみてください。
このような分析を通じて、どの施策がきっかけでUGCが発生したかを把握したり、効果的だった施策を特定したりできます。
また、自社だけでなく競合となる商品や企業のデータも同様に分析できます。自社に関するキーワードと、競合に関するキーワードでSTEP1~2をそれぞれ行います。その結果をChatGPTに渡して、以下のように依頼してみましょう。
【プロンプト例】
これは〇〇と△△のX上の口コミデータの分析結果です。2社の違いと、〇〇がどのような情報発信を増やしていくと、認知向上や売上アップにつながるのか教えてください
このように質問することで、競合との差異の分析や改善提案が得られます。