MAU3億超のThreads 基本・直近の変化をおさらい
Threadsは、Metaが2023年7月にローンチしたテキストベースのSNSです。Instagramアカウントと連携する形での登録・ログインが必須となっており、Threads単独でのアカウント作成はできない仕様です。
Threadsの基本機能は、テキスト・画像・動画の投稿と、投稿へのアクション(返信・引用・いいねなど)。テキストは1投稿あたり最大500字まで、画像や動画は最大20点まで投稿可能となっています。
直近のアップデートで、FacebookやInstagramからThreadsへのクロスポストや、投稿の下書き保存、予約投稿が可能になりました。インサイト(データ解析機能)も表示されるようになり、企業の情報発信にも活用しやすい機能が増えています。また、現在はテスト段階ですが、虫眼鏡マークをタップすると「トレンドランキング」が表示されるようになり、投稿を考える際にヒントを得られます。

そして冒頭にもある通り、2025年1月、Metaは日本と米国の一部広告主を対象に、Threads上での広告表示テストを開始しました(出典)。なおこの開始と同時期に、Threadsの月間アクティブユーザー数は約3億2,000万人に達したと報じられています。

まずはオウンドメディアとして運用。使うべき機能は?
日本で企業の活用事例はまだ多くありませんが、広告機能の正式導入を機に、参入する企業が増えることが予想されます。競合が少ない今の段階から運用を始めておくことで、どんなコンテンツがエンゲージメントにつながるのか、どんなコミュニケーションがユーザーに響くのかといった感触をつかめます。Threadsの操作や空気感に慣れるためにも、まずはオウンドメディアとしての活用をお薦めします。
Threadsはコミュニケーションを重視したメディアです。Instagramでダイレクトメッセージによるやり取りが活発だったことを受けて、対話に特化したメディアとしてリリースされました。企業アカウントであっても一方的な情報発信ではなく、ユーザーとのやり取りを促すような投稿のほうがエンゲージメントにつながる傾向があります。
私たちホットリンクがご支援してきた企業アカウントでも、アンケート形式の投稿や、ユーザー参加を前提としたコンテンツは、ユーザーからの反応が多く集まりました。クイズや間違い探しなどゲーム要素のある投稿をしたり、選択肢を提示して「あなたはどっち派?」と問いかけたりすることで、ユーザーが気軽に参加しやすくなります。アンケート形式の投稿は、Threadsのアンケート機能を活用すると良いでしょう。
当然、それだけでエンゲージメントが得られるとは限りません。では、オウンドメディアとしてThreads上でユーザーの反応を得るには、運用初期にどのようなアクションが必要となるのでしょうか?