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広告表示テスト開始から約3ヵ月…「Threads」で“先行優位”を得るために今始めるべきこと

 2025年1月、Metaは日本と米国の一部広告主を対象に、「Threads(スレッズ)」上での広告表示テストを開始した。広告機能が正式に導入されれば、新たな広告チャネルとして注目が集まり、Threadsのアカウントを開設・運用する企業も増えるだろう。本記事では、SNSマーケティング支援を行うホットリンクのコンサルタント・安東実里氏が、企業がThreadsを活用するうえで押さえておきたい運用のポイントを、トリプルメディアの観点で整理。運用を検討・強化する際に参考としたいヒントを共有する。

MAU3億超のThreads 基本・直近の変化をおさらい

 Threadsは、Metaが2023年7月にローンチしたテキストベースのSNSです。Instagramアカウントと連携する形での登録・ログインが必須となっており、Threads単独でのアカウント作成はできない仕様です。

 Threadsの基本機能は、テキスト・画像・動画の投稿と、投稿へのアクション(返信・引用・いいねなど)。テキストは1投稿あたり最大500字まで、画像や動画は最大20点まで投稿可能となっています。

 直近のアップデートで、FacebookやInstagramからThreadsへのクロスポストや、投稿の下書き保存、予約投稿が可能になりました。インサイト(データ解析機能)も表示されるようになり、企業の情報発信にも活用しやすい機能が増えています。また、現在はテスト段階ですが、虫眼鏡マークをタップすると「トレンドランキング」が表示されるようになり、投稿を考える際にヒントを得られます。

画像を説明するテキストなくても可
リリースより

 そして冒頭にもある通り、2025年1月、Metaは日本と米国の一部広告主を対象に、Threads上での広告表示テストを開始しました(出典)。なおこの開始と同時期に、Threadsの月間アクティブユーザー数は約3億2,000万人に達したと報じられています。

画像を説明するテキストなくても可
リリースより

まずはオウンドメディアとして運用。使うべき機能は?

 日本で企業の活用事例はまだ多くありませんが、広告機能の正式導入を機に、参入する企業が増えることが予想されます。競合が少ない今の段階から運用を始めておくことで、どんなコンテンツがエンゲージメントにつながるのか、どんなコミュニケーションがユーザーに響くのかといった感触をつかめます。Threadsの操作や空気感に慣れるためにも、まずはオウンドメディアとしての活用をお薦めします。

 Threadsはコミュニケーションを重視したメディアです。Instagramでダイレクトメッセージによるやり取りが活発だったことを受けて、対話に特化したメディアとしてリリースされました。企業アカウントであっても一方的な情報発信ではなく、ユーザーとのやり取りを促すような投稿のほうがエンゲージメントにつながる傾向があります。

 私たちホットリンクがご支援してきた企業アカウントでも、アンケート形式の投稿や、ユーザー参加を前提としたコンテンツは、ユーザーからの反応が多く集まりました。クイズや間違い探しなどゲーム要素のある投稿をしたり、選択肢を提示して「あなたはどっち派?」と問いかけたりすることで、ユーザーが気軽に参加しやすくなります。アンケート形式の投稿は、Threadsのアンケート機能を活用すると良いでしょう。

 当然、それだけでエンゲージメントが得られるとは限りません。では、オウンドメディアとしてThreads上でユーザーの反応を得るには、運用初期にどのようなアクションが必要となるのでしょうか?

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この記事の著者

安東 実里(アンドウ ミノリ)

株式会社ホットリンク ソーシャルメディアコンサルティング本部

新卒で輸入卸会社に入社し、海外ブランドの日本代理店としてPR・販促業務に従事。主にSNSを活用したオンラインマーケティングを担当。2024年5月にホットリンクへ転職し、コンサルティング部にて、通信・化粧品業界のSNSアカウントの運用代行を担当...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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2025/04/21 08:00 https://markezine.jp/article/detail/48924

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