SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

生成AI台頭時代に読んでおきたい、コンテンツマーケティングの基本と実践

AI検索時代に求められるWebコンテンツとは?今後のオウンドメディア戦略を考える

 生成AIの登場により、Webマーケティングは大きな変革期を迎えている。従来のWebサイト訪問を前提とする情報収集パターンから、AIとの対話による情報収集へとシフトしつつあるのだ。このような変化により、Webコンテンツの役割も大きく変わっていくことが予想される。本記事では、AI検索時代においても求められるWebコンテンツについて、ナイルでSEOコンサルタントを務める細山氏が解説する。

AIの登場によるオウンドメディアの役割の変化

 従来、オウンドメディアは検索エンジンからのサイト訪問を主軸とした集客戦略が中心でした。ユーザーが特定のキーワードで検索し、検索結果から適切なページを選んで情報を収集するという流れにおいては、検索キーワードに対応するコンテンツを制作し、検索結果で上位に表示させることで、一定のサイト流入が見込めました。

 しかし、ChatGPTをはじめとする生成AIの登場により、この構図は変わりつつあります。AIが複数の情報源を参照し、ユーザーの質問に対して適切な回答を瞬時に提供するため、検索からサイト内の情報収集・分析するまでの一連の流れを、AIが代行するようになっています。

 この変化により、検索キーワードに対応するコンテンツを制作するだけでは、AIに代替されてしまう可能性が高まっています。

 一方、ナイルが2025年3月に行った「生成AIの信頼度に関するアンケート調査」では、実に8割以上のユーザーが「生成AIを使う際に他の情報源で裏取りをする」と回答しています。

 そして、生成AIの回答を裏取りする際、最も多く利用されているのは「検索エンジン」です。

 このアンケート結果からも、生成AIが検索エンジンから利用者を奪うというよりも、併用されている構図が見えます。

 AI検索が登場したことで、オウンドメディアは「一般的な回答よりも、より信頼性の高いコンテンツが求められるようになった」といえるでしょう。今後は、AI検索と共存する前提でオウンドメディア戦略を設計することが求められます。

次のページ
AI検索時代に求められる、3つのコンテンツとは

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
生成AI台頭時代に読んでおきたい、コンテンツマーケティングの基本と実践連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

細山 武揚(ホソヤマ タケアキ)

ナイル株式会社 SEOコンサルタント
個人でのアフィリエイトメディアの運営、SEOコンサルティングの受託経験を経て、2024年にナイル株式会社へ入社。SEOコンサルタントとして、大手のサービスサイト、大規模ECサイトなどを複数担当し、2025年からはナイル社内でLLMO推進PJのプロジェクトリーダーを担当している。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2025/10/06 08:00 https://markezine.jp/article/detail/49874

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング