2025年9月10日、CARTA ZEROは自社のデジタルマーケティング支援サービス「Data Dig」にて、同日に提供が開始されたYahoo!広告 検索広告のコンバージョンAPIへの対応を発表した。これにより、「Data Dig」は既存のGoogle広告、Meta広告、X広告、Yahoo!広告 ディスプレイ広告などへのコンバージョンAPI対応範囲を拡大し、国内主要広告プラットフォームのカバー率を高めた。

デジタル広告市場では、世界的なプライバシー保護対応の一環としてサードパーティクッキーの規制が進み、クッキーを必要としない正確なコンバージョン計測の重要性が増している。その対応策として各プラットフォームはコンバージョンAPIを提供しているが、それぞれ実装仕様が異なり、専門的なシステム開発や保守が必要となるため、企業にとって導入障壁が高い状況である。
「Data Dig」は、クッキーレス環境に対応したコンバージョン欠損対策を提供しており、今回のYahoo!広告 検索広告対応追加によって、以下の国内で主要な広告プラットフォームのコンバージョンAPIの導入支援を行えるようになった。
- Amazon広告
- Google広告
- LINE広告
- Meta広告(Facebook/Instagram)
- Microsoft Advertising
- ピンタレストアド
- TikTok広告
- X広告
- Yahoo!広告(検索広告・ディスプレイ広告)
また、「Data Dig」は広告主のシステム環境に応じて適切なAPI導入方法を選択できる。サーバーサイドGTM(Googleタグマネージャー)による実装や、ダイレクト連携、Metaが提供するクラウドソリューション「Signals Gateway」の導入支援など、複数の実装形式に対応し、専門家チームが設計から実装まで支援する体制を整えている。
これにより、広告主側の開発リソース負担を軽減し、正確なコンバージョン計測に基づく広告効果の最大化が可能となる。
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