他を圧倒するmixi!数値で見る各社の状況
2008年8月7日にcomScore社が発表したデータによると、日本におけるSNS各社のユーザー数は上記一覧の通りとなり、12,738,000(約1,270万人)ものユーザー数を擁するmixiが圧倒的な一人勝ちとなった。
後発の、MySpace/Facebookも短期間ながら健闘したものの、比較値でみれば、MySpaceは単純に見てmixiの10分の1(124万ユーザー)であり、その差は歴然である。
海外発のSNSサービスにおいては、ローカライズ・日本文化への同質化が不足していると、多くの人々から叫ばれ、それに追いつくよう研鑽している模様だが、根本的な日本気質を理解しない限り、成功を勝ち取ることはなかなか難しいように思う。では、その日本気質とは一体なんなのだろうか。
外向きの志向をもつ海外SNS
なぜ、これほどまでに海外発SNSとの差が開いているのか? というと…もちろん、海外発SNSの日本でのローンチがmixiよりも遅れたことも原因の1つであるが、最も言えることは「コミュニティ性質の違い」なのではないかと個人的には分析している。
例えば、海外SNSを例にとってみると、その性質は個人を中心にあらゆるものをオープンソーシャル化することで発展を遂げてきた。図にしてみるとのような感じである。言うなれば、外へ外へと向けて繋がりを作り続けるオープン型コミュニティである。Twitterが爆発的に人気を博したのも、1toNという無限大の広がりをみせる「N」というオープン性があったからに他ならない。