2025年8月4日、アドウェイズとKIYONOは、企業の顧客データ活用を強化する「CDPコンサルティングサービス」を共同開発し、提供を開始したと発表した。
CDP(Customer Data Platform)は、顧客行動や購買履歴、属性情報など複数チャネルのデータを統合・分析・活用する顧客基盤システムであり、近年はサードパーティCookieに依存せず、パーソナライズ施策の設計・実行やカスタマージャーニーの可視化、顧客生涯価値(LTV)の最大化に活用されている。その一方で、CDPの導入自体が目的化し、十分に活用しきれていない企業が多いという課題がある。
これらを踏まえ、同社とKIYONOが開発した「CDPコンサルティングサービス」では、ツールの導入だけでなく、企業の現状に合わせた戦略設計、施策の実行、改善までを総合的に支援する。
特に既にCDPを導入している企業に対しては、既存データの価値を引き出すための利用戦略や改善策を提案し、マーケティング活動の成果向上を後押しする。今後はオンラインユーザー行動データを活用した顧客予測モデル構築や、セグメント戦略設計など、さらなるサービス拡充を予定している。
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