サイバーエースは2025年10月7日、Webマーケティング分野の変化に対応し、データ利活用とAI技術を活用した新たなサービス開発を目指す「DX本部」の設立を発表した。
近年、生成AIの台頭によってWebマーケティング市場が急速に変化する中で、企業には精緻なデータ分析と運用体制が求められている。サイバーエースは、生成AI時代に向けたデータ基盤構築から広告やCRMへの活用、可視化まで一貫した支援を目的としてDX本部を設立した。
DX本部の主な取り組みは、まず広告や基幹データを突合させるマーケティングCDP(カスタマーデータプラットフォーム)の構築である。これにより、広告投資と売上・LTVの関係を明確化し、精度の高いROI分析が可能となる。加えて、過去の広告配信データをAIで分析し、クリック率や購買確率を予測することで、成果が期待できるセグメントへの自動最適化とCPAの削減を図る。
また、「生成AIリスキリングサービス」として全社員を対象に生成AI活用の研修カリキュラムを提供することで、社内外へのAI活用推進を強化する。これにより、クライアント企業も最新の生成AIを利用した広告施策を迅速に展開できる体制を整える。
この取り組みにより、クライアント企業はマーケティングROIの改善や、データドリブンな戦略立案を通じたビジネス成果の最大化、生成AI活用による新たな価値創出などのメリットを得られる。
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