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サイバーエージェント、メーカー向けマーケティングツール「AI POS for Brand」を提供

 サイバーエージェントは2025年10月7日、メーカー企業向けの新たなマーケティングツール「AI POS for Brand」の提供を開始した。同ツールは、消費財や食品をはじめとするメーカー企業が抱えるPOSデータ分析やマーケティング施策の効果測定に関する課題の解決を目的としている。

 2024年にローンチした小売業向け「AI POS」を基盤に、同社のAI研究開発組織「AI Lab」と連携して開発された。「AI POS for Brand」は、メーカー企業がブランドや流通単位で売上や広告効果を分析できる点が特徴であり、従来の「AI POS」と合わせて、メーカーと小売双方へのソリューション提供を目指している。

 メーカー側では、複数の流通チャネルごとにデータが分散し、POSデータの整理や分析に多くの手間と時間を要するという課題があった。また、広告キャンペーンなどのマーケティング施策が売上に与える影響を明確に把握できないという声も多く寄せられていた。

 「AI POS for Brand」では、生成AIによるエージェントが自動的にレポートを作成し、チャット形式でのデータ加工・深掘り・資料化までを一貫して実施できる。これにより、これまで煩雑だった分析プロセスを一気通貫で実行し、誰でも迅速なデータ分析が可能になった。

 加えて、大規模言語モデル(LLM)を活用し、質問を入力するだけで最適なデータを抽出し分析結果を提示する。たとえば、「ブランドAの売上増加要因は?」と問いかければ、POSデータだけでなく気候やトレンドなどの外部データも組み合わせて、具体的な要因を提案する。

 さらに、広告キャンペーンの効果を売上データと連携して分析することで、ROI(投資対効果)を可視化する。

 活用例としては、ブランドマネージャーが分析結果をもとにリテールメディア施策やキャンペーン計画の策定、マーケティング担当者がPOSデータからTVCMやデジタル広告の予算配分決定に利用するなどが想定されている。

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2025/10/08 07:45 https://markezine.jp/article/detail/50016

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