2025年10月1日、電通は「Marketing For Growth With 新商品・サービス開発」の提供を開始したと発表した。
同プログラムは、同社が独自に保有する生活者データや未来シナリオ策定の知見、生成AIを活用したソリューションを通じて、潜在需要を発掘し新商品・サービス開発につなげるものだ。企業の新商品・サービス開発において、市場機会の探索から、具体的な開発、ローンチプランの策定・実施、市場投入後の成長までを一貫して支援する。

電通は、人起点の発想で本質的な需要を発掘することを重視し、生活者のニーズや未来社会のシナリオを描くことで、実現の確度が高くスピーディな開発を支援する。さらに、同社のクリエイティビティを活かし、多様な視点で商品・サービスコンセプトを立案し、成長につなげる実行計画へと落とし込む伴走体制を構築する。

具体的な支援体制として、業種ごとにリード人財約40人を集めたバーチャル組織「新商品・サービス開発Expert Hub」を新たに発足。戦略コンサルティング、マーケティング、データ、PR、プロモーション、クリエイティブなど専門人財を柔軟に配置することで、企業ごとのニーズに合わせたプロジェクト設計を可能とした。
これまでの先行事例としては、高付加価値型ヘアケア商品や社会課題解決型音響機器の開発などがある。
ヘアケア商品ではアジャイル型でコンセプト設計から商品開発、コミュニケーション戦略の立案・実施まで支援し、インフルエンサーに支持される商品づくりや顧客体験を創出。音響機器では社会課題を分析し、新市場の創出から商品コンセプト、成長戦略の策定・実行まで一貫して支援している。
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