3社の活用事例、たった5分で「市場トレンド」を探索
MarkeZine:Dockpitでは「250万人のWeb行動ログデータ」をサクッと参照できるということですが、そのようなビッグデータを各社どのように活用しているのでしょうか?
榊:実際の活用例をお伝えしたほうがイメージしやすいと思うので、今回は3つの切り口から「Dockpit」の活用事例を紹介します。
活用事例1:若年女性向けドライシャンプーのコミュニケーション開発
榊:1つ目は、Dockpitをコミュニケーション開発やユーザーニーズ分析に活用した事例です。大手日用品会社様が新商品のドライシャンプーを若年層女性向けに展開する際、メッセージング開発でDockpitを活用されました。
ドライシャンプーは、シャワーで髪を洗うことなく、髪の清潔感を手軽に取り戻せる商品です。同社は、「若年層女性に対して単純に“清潔感”の提供価値を訴求しても響かないのではないか?」という仮説を持たれていました。そこで、若年層女性に響く表現を見つけるため、Dockpitで清潔感というキーワードの周辺検索行動を分析。その結果「垢抜け」というキーワードが頻出し、実際に垢抜けに関するページを閲覧する人は、髪の美しさや清潔感についてのコンテンツも多く参照していることが判明しました。
この分析結果を踏まえ、「垢抜け」を切り口にしたメッセージングで、企画がスピーディーに進んだそうです。従来のアンケート調査では発見できなかった若年層女性の「生の声」を5分程度でクイックに発見できたことが、「Dockpit」の提供価値だったと考えています。
活用事例2:市場トレンドの探索・発見と事業アイデアの検証
榊:続いては、Dockpitを「新たな兆し」や「トレンド」のクイックな発見に活用した大手ペットフード会社様の事例です。
同社は、コロナ禍に「免疫力」への関心が高まっていることを受けて、ペットにも同様の傾向があるのではないかという仮説を立てられました。Dockpitでペットの免疫に関する検索動向を調査したところ、実際にその分野での検索が伸びていることを確認。この結果を基に免疫力をテーマにしたペットフードの商品化し、その商品は現在も人気商品として支持されているそうです。
市場の潮流をいち早く掴めたことで、迅速な商品開発と市場投入が可能になったとの評価をいただいています。
活用事例3:企画書・営業資料の裏付けに
水野:私からは、Dockpitを企画書や営業資料の精度向上に役立てている例を紹介します。
企画書や営業資料を作成する際、従来は担当者個人の経験や肌感に基づいた提案が多く、データの裏付けがないと、上司や取引先から「本当に売れるのか」「企画として大丈夫なのか」といった疑問を持たれることは多いと思います。しかし、毎回多額の費用をかけて調査を実施することは現実的ではありませんよね。
マネジャー マーケティングコンサルタント 水野夏菜氏
そういった日々の業務でもDockpitは重宝されています。たとえば「20代女性では、このキーワード検索が伸びている」「自社商品ページがこのような人に閲覧されている」といったデータを1つ加えるだけで、企画・提案の精度は大幅に向上します。何より、そうした数字を5分もあれば抽出できること、自分のアイデアをスピーディーに次につなげられることが、マーケターの皆さんにとって大きな価値となっています。

