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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2026 Spring

業界キーパーソンと探る 注目キーワード大研究

トリドールCMO南雲克明氏がファミマへ。MD価値向上と新たな「感動創造」で挑む、コンビニ文化の進化

南雲氏のマーケター論:日々感性を磨き、理論×実践のサイクルを回し続ける

MarkeZine:さて、南雲さんはリテール領域を軸にしながらも、業種をまたいでキャリアを築いてこられました。マーケターの価値には、業種業界が違っても変わらない部分があると思いますか?

南雲:どんな業種であっても、マーケターの本質的な価値は変わらないと思っています。「消費者の脳と心と行動の本質」を捉えること。それをチームに共有し、生活者をどう動かすか、何で動かすかを考えて実践し、業績を上げて事業を成長させ続けること——マーケターの役割はこの一点に尽きると考えます。数字が上がらなければ、それはマーケターの自己満足です。商売を繁盛させないとマーケティングとは言えません。

MarkeZine:南雲さんは、マーケティングで「感性と主観」を大事にされています。感性を磨くために、日頃から意識していることはありますか?

南雲:とにかく、自身の体験の数を増やすことです。海外視察や展示カンファレンスへの参加、プライベートでのスポーツ観戦でも旅でもなんでも構いません。ちなみに、僕はプライベートでも年間500回は外食していて、コンビニも年600回くらい行くんですよ。大袈裟ではなく、本当に外食とコンビニで生きています(笑)。行列ができているところにはあえて並び、「なんでここに人が集まるんだろう?」と自分の体で感じます。こうした体験で、データからは見えないものを感じ、本や論文には載っていない学びを得られます。

 データは再現性を上げるために必要ですが、勝負のときに必要なのは感性と主観です。ここが最終的には差をつけると思っています。

MarkeZine:南雲さんは「実践」のイメージが強いですが、キャリアの途中でMBAをとられています。マーケターとして理論を学ぶことの重要性をどう考えますか?

南雲:実践だけでは限界があるので、理論を学ぶことも非常に重要だと思いますね。古い理論から新しい事例まで取り入れることで、実践の「幅」と「質」が変わってきます。

 今も学び続けていますし、幸いなことにアカデミックな人脈もあるので、先生たちと定期的にお話しして最新のトレンドも取り入れています。理論と実践のサイクルを回し続けることが、マーケターとしての幅と質を上げていくと思います。

「今日もファミマに行きたい!」ワクワクする挑戦を全力で楽しみたい

MarkeZine:最後に、ファミリーマートでの挑戦への意気込みを聞かせてください。

南雲:トリドール/丸亀製麺など外食ビジネスで培った経験と哲学を融合させて、「日本が世界に誇れるコンビニ」のさらなる進化に挑みます

 僕自身、コンビニに年600回近く通うヘビーユーザーです。だからこそ、理屈ではなく「好き」から生まれる感性と主観を大切に、コンビニにおける食の概念の変革やMDの価値向上に挑戦したい。「今日もファミマに行きたい!」と生活者が毎日思うような新たな価値やおいしさと楽しさを提案し、日本全体と生活者をより豊かにしていく——そんなワクワクする挑戦を全力で楽しみ、ファミリーマートの成長に貢献していきます。

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MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2026/03/25 15:00 https://markezine.jp/article/detail/50574

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