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【特集】TikTok Shopの“今”と“次の一手”

TikTok Shopトップクリエイター3名が語る「売れる」信頼構築&ブランドとの役割分担

 ショート動画やライブ配信から購買へ直結する時代、最前線にいるクリエイターのセンスと戦略はブランドに何を求めるのか――。ブランド価値向上やEC売上拡大を目指すセラー(出店者)側にとって、プラットフォームで活躍するクリエイターとの協業は重要課題だ。本記事では、TikTok Shopで成果を上げるトップクリエイター3名によるパネルディスカッションから、信頼構築のプロセスや売れる商品の見極め方、コンテンツ戦略の核心を紐解いていく。

三者三様の強みを持つトップクリエイター

 2026年3月18日、TikTok Shop Japan主催のもと、セラーとクリエイターの協業を促進する初のマッチングイベントが開催された。本イベントの目玉となったのが、同プラットフォームで活躍する3名のトップクリエイターによる特別セッションだ。

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 今回登壇した「燕ちゃんねる」の燕(えん)氏は、ビューティーや日用品などで突出した結果を出す実力派。特に35歳以上の層から支持を得ており、ライブ特有のリアルタイムな場における圧倒的な販売決定力に優れている。

 続いて「世奈」(せな)氏は、元ECセラーの視点を活かした配信を行っているクリエイター。ライブと動画の両軸で活躍し、ガジェットや美容機器など機能説明が求められる商材において、スペックと視聴者の実生活のニーズを橋渡しする発信力に定評がある。

 そして「595ちゃんねる」のJUN(じゅん)氏は、アウトドアを中心に男性比率の高い視聴者へ発信。緻密に計算された動画コンテンツ主導で成果を上げており、説得力のある動画設計で確固たる地位を確立している。

 同セッションでは、TikTok Shop Japanがモデレーターを務め、各クリエイターの視点から売れる商品の見極め方や、ユーザーとの継続的な信頼構築の手法がありのままに語られた。

視聴者との「信頼関係」の築き方

 最初のテーマとして議論されたのは、購買行動の基盤となる「信頼」の構築方法だ。

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燕ちゃんねる(@enyonjin)」の燕氏

 まず燕ちゃんねる・燕氏が、配信で重視するのは視聴者との絶妙な距離感であると説明した。「視聴者と親友のような関係を築きつつ、プロの客観性を保つ両立が不可欠」と指摘。「もしこんな状況なら今これは買わないほうが良い」とはっきり伝える誠実さが、「プロが自分のために選んでくれている」という圧倒的な信頼感を生むと語った。

 世奈氏は、売り手から伝え手への転身を経て得た哲学を語った。セラー時代は品質や配送スピードなどの機能的価値を重視していたが、クリエイターとなってからは画面越しのやり取りも「人と人との会話」であると再認識したと振り返る。自身の素の魅力を表現しつつ、コメントに楽しく的確に返す双方向のコミュニケーションの積み重ねが、ファンとの絆を深めていると述べた。

 595ちゃんねる・JUN氏が取り組んできたのは、家族を巻き込んだコンテンツ制作による信頼構築だ。単一の視点では飽きられるという危機感から、妻に出演を依頼して女性向けコンテンツも加えていると明かした。これにより、一つのアカウント(チャンネル)内に多様な視点を持たせられているのだという。事前の打ち合わせはほとんど行わず、撮影を進めながらリアルなやり取りの中で方向性を決めていくスタイル。この自然な対話が、視聴者に強い共感と安心感を与えているようだ。

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無数の商品から「売れる商品」を見極めるクリエイターの視点

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この記事の著者

安原 直登(編集部)(ヤスハラ ナオト)

大学卒業後、編集プロダクションに入社。サブカルチャー、趣味系を中心に、デザイン、トレーニング、ビジネスなどの広いジャンルで、実用書の企画と編集を経験。2019年、翔泳社に入社し、MarkeZine編集部に所属。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2026/04/01 09:00 https://markezine.jp/article/detail/50590

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