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【特集】TikTok Shopの“今”と“次の一手”

TikTok Shopトップクリエイター3名が語る「売れる」信頼構築&ブランドとの役割分担

無数の商品から「売れる商品」を見極めるクリエイターの視点

 2つ目のディスカッションテーマは、クリエイターがいかにして「売れる商品」を見極めているのか、だ。

 機能説明が求められる商材を得意分野として多く扱ってきた世奈氏は、商品選定の最重要基準として「(自身の)視聴者の価値観に合致するかを第一に考えている」と答えた。

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世奈(@sena..222)

 日々の配信で寄せられるリクエストを直接反映し、企業から依頼された商品も自身で使用した上でメリットとデメリットの両面を公平に伝えるアプローチを大切にしているという。不満点も包み隠さず発信することがレビューの信憑性を高めると強調した。

 では、ライブ配信で実績を上げる燕ちゃんねる・燕氏はどうか。同氏は売れる商品を採用する独自の判断基準を大きく3つ提示する。第一に、視聴者の具体的な悩みを解決できる機能を持つこと。第二に、限られた時間内に劇的な変化、すなわち明確なビフォーアフターが出せること。第三に、その商品に「今買わなければいけない理由」があるかを強調した。特に第三の基準については、「この値段は今だけ」と力強く訴求できる限定価格などのオファーが不可欠だと語る。

 動画フォーマットを主戦場とする595ちゃんねる・JUN氏は、動画の企画段階で商品固有の特徴を抽出し、自身でどう表現できるかを最優先に考えていると語った。競合他社にはない特徴の存在はわかりやすいフックとなるため、差別化された商品であるほど選定のテーブルに乗りやすい。その上、自身がリアルな体験を映像として届けることで、自然と購入したいと感じさせる導線を設計していると説明した。

動画の特性に合わせた戦略と手応えを感じる瞬間

 続いてフォーカスしたのは、各フォーマットの特性に合わせたコンテンツ設計、そしてそれぞれにおける「売れ行きへの手応えを感じる瞬間」だ。

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595ちゃんねる(@595chjay)」のJUN氏

 動画という“非同期のコミュニケーション”で成果を出す595ちゃんねる・JUN氏は、開始直後のわずか2秒間に最もインパクトの強い場面を配置するというメソッドに言及。確実に関心を惹きつけた後、意図的にトーンを落ち着かせて詳細な説明に入り、終盤に向けて感情の抑揚を高めていく構成を実践していると説明した。

 燕ちゃんねる・燕氏は、配信中に「今日は手応えがある」と確信する3つの決定的な瞬間を提示した。第一の瞬間は、視聴者のコメントが「太っていても着られるか」といった、商品を自身の生活に取り込もうとする質問へ変化したときである。第二の瞬間は、初見の視聴者の質問に対して別の視聴者が「自分は毎日着ている」と自発的に推奨を行い始めたとき。これは売り場がコミュニティへと昇華したことを意味する。第三の瞬間は、コメント量が通常の10倍規模に跳ね上がっている状態、いわゆる“滝コメ”が発生したときであり、まさに商品の提案がニーズとシンクロした証明だと熱く語った。

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ブランド企業とクリエイターが構築すべき理想の役割分担

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この記事の著者

安原 直登(編集部)(ヤスハラ ナオト)

大学卒業後、編集プロダクションに入社。サブカルチャー、趣味系を中心に、デザイン、トレーニング、ビジネスなどの広いジャンルで、実用書の企画と編集を経験。2019年、翔泳社に入社し、MarkeZine編集部に所属。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2026/04/01 09:00 https://markezine.jp/article/detail/50590

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