ニコニコ+Google+twitter+Wii+DS=ネットの「延長線上」
どうでしょう。まだ決定的なのがない、というのが実感でしょうか。例えて言うならニコニコ動画とGoogleとtwitter、それからWiiとかDSとかのガジェット。あのへんのテクノロジーが合体した「延長線上」にネットが変化した状態があるような気はしますけどね。
僕もわからないです。でも、ネットだけで成立するとは思わない。テレビと組み合わさることもあるだろうし、他のメディアとの融合もあるでしょう。僕は元々ネットってメディアだと思ってなくて、なんていうか…空気というか環境というか。人と人を結びつける何か。例えば電話ってメディアとは呼ばないですよね。空気もメディアじゃない。でも人と人の間にある。なんかそんな存在だと思うんです、ネットって。「ネットって便利」とかそう言っている間はダメ。たぶんこの先、生活していてネットを「意識」しなくなる時代が来ると思うんです。その頃になったら、そのカタチは見えてくるのではないでしょうか。
僕は筋金入りのアップルファンですが、携帯メールが使いにくい今のiPhoneについてはちょっと様子見です。まぁ、たぶん買いますけどね。iPhone的なものが普及して、ネットをそのまま持ち歩けるのが普通になると、広告も生活もまた少し変わるでしょうね。
メディアミックスは「送り手の勝手な理論」
日本じゃないんですが、「NIKE+」のウェブは好きですね。1年前のものですが。買った人をもてなす、というコンセプトが素晴らしいと思いました。このような、ネットを駆使して買った人をフォローをしていくのはとても大事だと思ってます。こういうことは4マスでは無理ですね。
4マスが生き残るかどうかって議論はよくされてますが、僕はあまり興味がありません。消費者が使うメディアがいいメディア。例えば、新聞が時代に合わせて変化したとしたら消費者はまたすぐ新聞に帰ってきます。そうしたらそれがいいメディア。要するに消費者本位に考えていればメディアの捉え方も変わってくるということです。
僕はメディアミックスは死語だと思っています。メディアミックスというのは、送り手側の都合で今ある既存のメディアを使うこと。伝わるならメディアは何を使ってもいいというのがメディアニュートラル時代のクロスメディアです。消費者の動きをよく見て、伝わるメディアに表現を載せていく。極端に言ったらメディアを使わなくてもいい。伝わるなら。そういうのを引っくるめてコミュニケーションデザインと呼んでいます。