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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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マーケティングの未来を探求!MarkeZine Day 2008レポート

【MarkeZine Dayレポート】
「潜在的顧客を逃すな!」見込み客を顧客に変えるセミナーマーケティング実践ノウハウ


セミナーの目的や企画が本来の獲得目標とズレていないか?

 ではそのセミナーだが、具体的にはどのように考えていったらよいのだろうか。実際、「セミナーで困っていること」を各企業のマーケティング担当者に尋ねると、トップ項目に「集客の方法もわからないし、運営も手が回らない」といった悩みが挙がる。ほとんどの担当者は、こうした初歩的なところで既に足踏みをしているのだ。

 「ここで注目して欲しいのは、そもそもどう集めるかといった問題以前に、セミナーの目的や企画が本来の獲得目標とズレていて、しかもそれに気づいていないというケースが少なくない事実です。多くの担当者は『新規客獲得のためにセミナーを催す』と考えていますが、それは間違いです。全然その会社を知らない人が、最初からわざわざお金と時間を使ってまでセミナーに足を運ぶでしょうか?」

 中村氏は、まったく知らない状態から少し関心を持った段階、さらにその先へと、相手の成熟度に合わせて訴求内容や獲得目標を変えながら、その時そのときに最適のコンテンツを当てていかなければ、当然人も集まらないし出席者の心にも響かないと強調する。

 「新規見込み客獲得が目的ならば、講演会やコンファレンスなど大きな網で集めて囲い込む。そこでつかんだ見込み客のフォローには、もう少し絞り込んでコミュニケーションできる商品説明会やデモ、事例紹介。成約後はユーザー会やトレーニングで既存客のフォローといった、ステータスに応じたイベントを提供していくことが肝心です

体系的な情報や知識を提供する「アカデミータイプ」セミナー

 また現在のセミナーのトレンドの1つに、中村氏は「アカデミータイプ」があるという。

 「今はインターネットで何でも分かると思いがちですが、実際には断片的な情報ばかり。もっと体系的な情報や知識をビジネスパーソンは求めています。マーケティングや情報セキュリティなど、自社の専門性を活かしてセミナーのブランディングを計るのもよいでしょう。当社でも『セミナーマーケティング基礎講座』というのを継続的に開催して、お客様の教育と自社ブランドのアピールに役立てています」

 最後に中村氏は、「セミナーの運営方法を学校で習ったという人はいない。誰もが悩みながら試行錯誤を繰り返し、その結果いまだにアナログで非効率的な現場で苦しんでいます。告知メール1つをとっても手作業などの雑務に追われ、肝心の企画に集中できない。そうした方々に、当社ではセミナー運営の自動化と標準化をもたらし、付加価値の高いセミナー企画を可能にするASPツール『Sm@rtSeminar 2.0』を提供しています。ぜひ一度当社セミナーに参加して、悩みを相談してもらいたい」とアピールした。

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この記事の著者

Office Louge 工藤淳(オフィスローグ クドウアツシ)

IT系出版社勤務を経て独立、現在フリーランス。もともと文系出身なので、「非技術者が読んで意味がわかるか?」を考えながら書くのが得意。とはいうものの、楽器から建築、自動車まで何でも注文があれば書いてきたのが、気がついたらIT専門のような顔をして仕事をしているというのはナイショ。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2008/10/16 18:48 https://markezine.jp/article/detail/5439

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