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マーケティングの未来を探求!MarkeZine Day 2008レポート

【MarkeZine Dayレポート】
ユーザーの直帰を防ぐ、最先端の「行動型LPOソリューション」とは?


細かなLPOはユーザビリティの向上につながる

 しかし従来のLPOツールには、苦手なこともあった。例えば検討期間の長い商材、すなわち高額商品や耐久財などは、最初のランディングでいきなり買うことは少ない。このため、ユーザーがサイトを再訪問するつど、さらなる訴求を行わないとコンバージョンに繋げられない。また何度も訪れるうちに、顧客側のニーズや目的は少しずつ変化していくものなので、それをフォローできなければならない。

 「また、最初は検索エンジン経由できたお客様も、2回目以降は『お気に入り』などURL直打ちで来るので、検索経路の特定などができなくなり、セグメント化に限界があります。これを解決するのが、当社が近々リリース予定の『行動ターゲティング型LPOソリューション CONDUCTOR BT』です」

 従来の同社ツールでも、機能としてはサイト視点で各種数値を集計し、見える化するにとどまっていた。つまり、そのサイトにアクセスがいくつあって、どのページでいくつ離脱した…といったレベルの情報までしか得られなかったのだ。

 しかし新しい「行動ターゲティング型LPOソリューション CONDUCTOR BT」では、ユーザー視点で「誰が、どうして」といった行動をもとにアクセスを分析できる点が非常に新しいと海野氏はアピールする。

 「例えば、不動産物件の紹介サイトでは、“どこのエリアか?”、“購入か売却か?”といった選択を絞り込んで、最終目標にたどり着きますが、『行動ターゲティング型LPOソリューション CONDUCTOR BT』を用いることによって、過去の閲覧履歴から判断して最適な情報を表示できます。過去に『都内』の『売却物件』を検索した人には、アクセスした途端に『東京の売却物件』を表示することが可能です

 LPOソリューションは、導入してそこで終わりというものではない。むしろ、どうすればより高い効果が出るのかを考えながら、継続的に改善を加えていくツールだと海野氏は説明する。

 「LPOの目的は、Webマーケティング全体のROIを高めることですが、それはイコール、サイト来訪者にとって『使いやすい・探しやすいサイト』の実現を意味します。サイトにアクセスする人のニーズを細かくくみ取り、“もてなし”の気持ちを感じていただけるサイトに育てることが成功の鍵になると思います

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この記事の著者

Office Louge 工藤淳(オフィスローグ クドウアツシ)

IT系出版社勤務を経て独立、現在フリーランス。もともと文系出身なので、「非技術者が読んで意味がわかるか?」を考えながら書くのが得意。とはいうものの、楽器から建築、自動車まで何でも注文があれば書いてきたのが、気がついたらIT専門のような顔をして仕事をしているというのはナイショ。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2008/09/26 09:34 https://markezine.jp/article/detail/5474

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