NTTドコモは、インドのタタ・グループ持株会社Tata Sons(タタ・サンズ)、およびタタ・サンズ傘下の通信事業者Tata Teleservices(TTSL)と資本提携について合意し、TTSLの26%相当分の普通株式を約1,307億ルピー(約2,640億円)で取得した。TTSLはインド最大規模の財閥、タタ・グループ傘下の移動通信事業者で、ほぼインド全域をカバーしている。
また、インド証券取引委員会の規則によって、ドコモはタタ・グループ傘下の通信事業者Tata Teleservices(Maharashtra)(タタ・テレサービシズ・マハラシュトラ リミテッド)について、上限20%の普通株式をタタ・サンズと共同で取得する。
日本の携帯電話の市場シェア50%を獲得しているドコモは、今回の提携によって、急速な経済成長が見込まれるインド移動通信市場での事業領域拡大と収益増大を目指す。
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