SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

セプテーニスタッフが熱く語る「Webマーケティングコラム」

薬事法規制の厳しい健康食品に代わり、増え続ける化粧品メーカー

「化粧品」「医薬部外品」で謳える効果効能とは

 化粧品と医薬部外品のそれぞれ認められる効能効果は、下記のとおりである。

 上記の表でも分かるように「医薬部外品」の化粧水・乳液ならば、いわゆる美白効果を示唆する表現ができる。例えば、「メラニンの生成を抑え、日焼けによるシミ、そばかすを防ぐ」というフォロー文をつければ、「美白」「ホワイトニング」というワードが使えるのである。

  前回の記事で書いたように、健康食品は効果効能を述べるのが難しい。なぜなら、健康食品(サプリメント)は医薬品と誤認されやすいからである。それに比べ、このように化粧品ではある程度の効果効能を謳うことが認められる(例えば「肌荒れを防ぐ」「キメを整える」)。 また、医薬部外品となれば「シミ・そばかすを防ぐ」や「ニキビを防ぐ」など、更に明確な効果効能が言えるのである。文頭で述べたように、化粧品メーカーが増える理由の一つにはこのような現状も影響しているのであろう。

 健康食品よりも販売しやすい化粧品メーカーが増えることにより、似たような効果を持つ商品が多く発売されることが予想される。広告上での見せ方もそうだが、薬事法を理解した上で他社との表現の違いで勝負していくことが大きなカギとなる。

参考文献
医薬品・化粧品等 広告の実際 2006」(薬事監視研究会/武田正一郎)

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
セプテーニスタッフが熱く語る「Webマーケティングコラム」連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

佐藤 奈津美  (サトウ ナツミ)

株式会社セプテーニ

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2008/12/20 11:00 https://markezine.jp/article/detail/5950

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング