Jストリームは、ネット端末×ネット端末といった“クロスデバイス”コミュニケーションの拡大を視野に入れたインターネットの利用動向に関する実態調査を実施し、全国10~69歳の男女から1,030件の有効回答を得た。
企業サイトや商品サイトアクセスのきっかけとしては「テレビ」の影響力が最も大きく、「雑誌」が続いている。そのほか、パソコンや携帯サイトに掲載された紹介や広告、新聞、商品パッケージ、クチコミなど、多様なメディアがランクインしている。
携帯電話で使用したことがある検索エンジンの1位は「Yahoo!モバイル」で、携帯電話で最もよく検索に使用する検索エンジンでも1位。一方の「Googleモバイル」はいずれも2位となっている。しかし、携帯電話で企業名や商品名を検索した際にあてはまる状況としては、「ほしい情報がどこにあるのかわからない」「掲載されている情報量が不足している」といった不満を訴える声が過半数を超える。
また「企業サイトや商品サイトがパソコンと携帯以外の端末でも見られるとよい」と回答した人は71.5%に達しており、今後利用したいネット端末としては、1位「テレビ」、2位「Wii」、3位「PSP」と続いている。
パソコンや携帯が情報端末として一般化したあとは、ネット接続可能なゲーム機やテレビにもその役割を求められるようになりそうだ。
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