SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

モバイル・マーケティング・エッセンス

移動中より自宅がメイン?
モバイルサイトの本当の利用スタイルを知る

モバイルサイトとテレビは相性がいい

 先のグラフから、もう一つ特徴的な傾向を見ることができる。先のグラフから、他のメディアと接触している時のモバイルインターネット利用動向を切り出したので、改めて参照頂きたい。

▲自宅内でのモバイルインターネット利用シチュエーション(メディア接触時のみ)
(ビデオリサーチインタラクティブ「ケータイ2009edition」より)

 見てもらえば分かる通り、モバイルサイトが利用されているのは、「テレビを見ている時」が圧倒的に多いことが分かる。先の結果と合わせると、モバイルサイトの利用者は「自宅でくつろいでいる時に、テレビを見ながらのんびり使うことが多い」ということになる。

 実際モバイルコンテンツの現場からも、テレビとモバイルサイトの相性がよいという声はよく聞かれる。例えばECサイトでは、テレビで紹介された商品がすぐ売れ筋になるという話も聞く。

 しかし一方で、モバイルサイトへアクセスするきっかけとなった媒体を見ると、“テレビから”というユーザーは雑誌やWebサイトより少なく、相性のよさをうまく生かすことができていないことを見て取ることができる。最近ではいくらか改善されてきたとはいえ、「○○で検索」という検索連動広告を視聴した後、携帯電話で検索してもモバイルサイトが出てこないなど、モバイルサイトとの連携がうまくなされていないケースは現在でも見られる。認識の違いで多くのモバイルユーザーを取りこぼしていることは覚えておきたい。

▲他媒体でモバイルサイトアクセスのきっかけとなったもの(1年間)
(ビデオリサーチインタラクティブ「ケータイ2009edition」より)

次のページ
モバイルECやコミュニティから見るユーザーの行動

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • note
モバイル・マーケティング・エッセンス連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

佐野 正弘(サノ マサヒロ)

エンジニアとしてゲームや携帯コンテンツなどの開発を手がけた後、携帯電話・モバイル専門のライターへと転身。若者のケータイ文化からスマートフォンまで、携帯電話に関する多くの著書を手がけるほか、講演やテレビ等へのコメント等も行っている。近著に「Touch Diamond&Touch Pro 入門ガイド」(翔泳社)「ケータイで稼ぐアフィリエイト 最新情報版」(技術評論社)など。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2009/04/20 10:00 https://markezine.jp/article/detail/6796

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング