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ライオン丸の間違いだらけのSEO

第2回 リンク集への登録は順位がアップする? それともペナルティ?

リンク集を自分で運営すれば確実なSEOができるのだろうか?

 最後に、自分でリンク集サイトを立ち上げ、各ページに自分のSEO対象ページへのリンクを埋め込むことは、効果の高いSEOにならないのか考えてみる。ユーザーが勝手にやって来て、どんどんページを増やしてくれるから知らない間にリンクもどんどん増えて、インデックスされてないページがあっても、数百・数千ページからのリンクは確保できる。こんな楽でおいしい仕掛けはないことになりそうだ。

 しかしこれは、同一サイトから同一ページへ向けて、同一テキストによる大量のリンクということで、非常に危険である。絶対に確実にペナルティを受けるとはいい切れないが、安易に実行するべきものでもない。

 リンク集とは、大抵の場合、スクリプトでワンパターンのフォーマットを吐き出し、サイト名やサイト紹介文とアンカータグだけの、オリジナルのコンテンツとは言い難いものであり、検索エンジンがあまり好まない体裁になっている。このサイトの全ページのまったく同じ箇所に、同じページへのリンクが仕込んであるのなら、検索エンジン側に見抜かれないわけがない。

 この場合、ペナルティを受けることになるかもしれないし、それ以上に、このようなリンクがSEO効果を持たない、つまり正式なリンク元として評価されていないと考えるのが自然だろう。

リンク集への登録は順位がアップする? それともペナルティ?

 それではまとめていこう。

 リンク元がインデックスされているならば、順位アップに貢献するだろう。また、それだけであれば、これは、ペナルティを呼び込むようなリンクファームのようなスパムにもならないはずだ。もし、順位が下がるのであれば、別のプロセスの結果と思っていい。そして、SEOのために自分でリンク集を運営することは、相当な注意が必要である。それなりに精通していなければ、それこそスパマーに成り下がってしまう可能性があるからである。

 つまり、単なるSEOだけを目的としたリンク集は、

 「活用しない、運営しない、期待しない」

 これが一番だと考えている。

SEO(Search Engine Optimization)とは、「検索エンジン最適化」であり、言い換えれば、「検索エンジン対策」である。よって、巷にあふれている「SEO対策」は、厳密には「検索エンジン対策対策」となり、用語としておかしい。SEO塾の関連サイトでも、ユーザーのインプットするキーワードを意識して「SEO対策」という言葉をしぶしぶ使うこともあるが、本連載では、意識して「SEO対策」を使わないようにしていることをお断りしておく。

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アルゴリズム(アルゴリズム)

本名:石崎和男 株式会社アルゴリズム 代表取締役。福岡商工会議所、府中商工会議所(広島県)、法人会員。独自の研究と実験や検証を元にした検索エンジン対策を確立し、テンプレート販売やランクアップ・サポートなどのSEO事業、およびウェブマーケティングを展開している。運営しているSEO塾の塾生は延べ数千人、セミナー受講者も800名...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2006/07/20 12:00 https://markezine.jp/article/detail/67

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