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Omniture Summit 2009特集

SNSに群がる魚(顧客)を釣りあげるために意識すべきこと


Comcast社からのアドバイス

 同じくSNS活用を進めている、米国最大手のケーブル通信事業者Comcastのフランク・エリアソン氏が最後に登壇。同社がどのように利用しているかと、これから活用をはじめる会社へ、自らの経験を元に助言した。これらのアドバイスを箇条書きでまとめると次のようになる。

  • アンチサイトが登場したら、そのサイトとコンタクトをとって意識を変えてみよう。コミュニケーションチャネルとして活用することを意識すべきだ。
  • 会社に対するコメントを受けた場合は、会社内で流そう。数字だけでは人は動かず、声で人は動く。なぜならその声は顧客の声だからである。
  • 1人のコメントが多くの人の購買基準に影響を与えていることを忘れてはいけない。ただし、それを元にビジネス判断をするべきかは注意が必要である。フォロワーを集めるために行うわけではない。コメントをもらって助けるためだ。
  • メントは自然であるべき。不自然なPRは逆にネガティブな印象を与えてしまう。
  • Twitterの良いところは多くの人がしていること・感じていることを無料で入手できることだ。こういった情報を入手するために今までいくらお金をかけてきただろう。 
  • 顧客の声がスピーディーに入手できることは、非常に重要なポイントだ。
  • 商品やサービスをアピールする事を最初にやってはいけない。まずは人を助け、不満を無くしたり、役立つ情報を提供する事に徹するべきだ。順番を間違ってはいけない。
  • 最近はTwitterが震源地。米国に場合、情報は、Twitter → Blog Mediaへと広がっていく傾向にある。災害情報などよい例だ。そのため、震源地をおさえておかねば、遅れてしまうだろう。

 「SNSを積極的に活用することで、多くの情報を得ることができビジネスに繋がった。課題はあるものの、今後も積極的に活用していくことは間違いない。皆さんも意識を変えて積極的に活用することをお薦めしていきたい」。

追加情報

 本セッションとは別に、オムニチュア社の基調講演ではTwitterのAPIを使い、自社について書かれたコメントを同社サービスに取り込み、アクセスログに取り込むプラグインが紹介されました。まだ社内版という事で利用には自己責任が伴いますが、オムニチュア社のブログから取得・利用することが可能ですので、SiteCatalystユーザーで興味のある方は活用してみてはいかがでしょうか。
Omniture blog:Implementing Twitter Data Tracking in Omniture SiteCatalyst

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この記事の著者

関根 将成(セキネマサナリ)

さすらいのフリーライター。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2009/03/16 19:23 https://markezine.jp/article/detail/6865

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