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リピートの魔術師が指南!マーケティングROI劇的向上塾

【儲かるネット通販】リピート化最大のチャンスは初回購入~2回目の間

では「接点」を増やすためには…?

 では「接点」を増やすためには、どのようなツールがよいか?  当然買わせたい商品や投資できるコストによりさまざまあるため、ここではやはり根本とすべき考え方について解説したい。

 前項においても少し触れているが、この顧客との接点を増やすことを目的とするツールは、前回のコラムで述べたような冊子などよりも、「ブランド名や申し込みページのURLを配しただけ程度のノベルティ」が望ましいと言える。このツールの目的は接触回数を増やすことであるため、顧客から見て企業色の強すぎるツールは避けたほうがよい。

 また顧客との「接点」を増やすツール(=ノベルティ)を考案する際に最も重視すべきなのは下記3点となる。

  1. 捨てられにくいものであること

     当然捨てられた時点で、顧客との接点は費えてしまう。捨てるにはもったいないと思わせるような利便性や質感に留意しよう。

  2. 顧客の目にとまる場所におかれるものであること

     いかに捨てられないものであっても、引き出しの中や物置に保管されるようなものでは、接点とはいえない。対象となる顧客の生活を想像し、ちゃんとその生活の中で目にとまる場所におかれるよう配慮しよう。

  3. 商品を連想しやすい場面で目にとまるものであること

     さらにわがままを言えば、そのノベルティは商品の連想がしやすいような場面で目にとまるように配慮したい。食品関連の商品を売りたいのであれば、キッチン周りで使われるようなものが望ましいし、美容関連の商品を売りたいのであれば、化粧道具のようなものが望ましいと言える。

 余談で事例を語ると、筆者が小さいころの家庭には、とあるデリバリーピザ店のマグネット(電話番号つき)が冷蔵庫に常に張ってあり、そのためか夕食はピザという機会が多かった(結果兄と兄弟そろって肥満児ではあった)。

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実は顧客のリピート化に最も良い方法は…

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この記事の著者

本松 慎二郎(モトマツ シンジロウ)

1977年福岡生まれ、福岡育ち。
西南学院大学法学部卒業後、福岡銀行に入社。その後、accenture、株式会社アサツーディ・ケイ(ADK)にて、クライアントの売上げ・生産性向上を軸としたコンサルティング業務に従事。現在は通販王国と言われる九州において、インターネット広告を中心とした総合プロデュースおよびコンサルティ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2009/04/21 11:00 https://markezine.jp/article/detail/7055

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